グーグル&ヤフーが2億円超も提供 デマに対抗「日本ファクトチェックセンター」の成算は
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私も日本ファクトチェックセンターの運営委員を務めています。当事者としてのコメントです。現在の情報環境の大きな課題は、フェイスニュース(誤情報、偽情報〕と誹謗中傷の克服です。この課題克服にはプラットフォームの努力が欠かせないとして総務省のプラットフォーム研究会が提言を行い、ヤフーをはじめとするプラットフォーム側も独自につくった協会を通して、その対策にあたってきました。今回の新たな組織の設置もプラットフォーム側の取り組みの流れの中にあると言えます。これとは別にフェイクニュースをめぐっては、日本はファクトチェックの団体が少なく、さらに世界のファクトチェックネットワークが認定する団体がまったく存在しないという不思議の国になっていました。新しい組織は、この残念な事態を脱したいというメディア界全体の思いも受けています。
新しい組織がどのぐらい活躍できるかは、私たち関係者の努力はもちろん、ユーザーのみなさんの理解と協力が欠かせません。健全な情報環境をみんなでつくろうという熱量を社会全体でどこまで高められるか。それは、ユーザーのみなさんとの協業を実現できるどうかにかかっています。よろしくお願いします。
注目のコメント
プラットフォームはそこに流れる情報の質が社会に悪影響を及ぼすと見なされると、行政や政治家からの介入、圧力を受ける原因になるので、ある種の「自助努力」としてファクトチェックの活動を支援する動機づけがあると思う。SNSの投稿、言説をチェック対象とするのも、SNSがマスメディア以上に社会的影響力を持ちつつある時代背景に適っている。
デマの温床であるJ-CASTニュースがファクトニュースチェックの成算を語るギャグ
そしてJ-CASTの社員もこのファクトチェックセンターの人たちと同じ新聞社出身なので、J-CASTのデマにはファクトチェックは入らない