アクセンチュアがALBERTにTOB、1株9180円で AI人材獲得
コメント
注目のコメント
わお!
この動きから分かるのは、DX化をビジネスにする時に必要な資源が何なのか、という事。
アクセンチュアは企業経営のDX化のトップランナーだと思います。その企業が枯渇している資源として、AI人材が多く在籍している企業に狙いを定め動き出した。
これから分かることは、DX化にはAIが肝になると言うこと。
また、AI化を進めるには、人(人数)が必要だと言うこと。AutoML(自動AI)などありますが、これもAIを解っている人がいないとまともなものを作れないし運用出来ません。
AIはそれなりの投資が必要で、投資をすれば効果も大きいので、大企業がより強くなり参入障壁を構築するには、うってつけの投資対象です。
アクセンチュアは企業の戦略レイヤーからコンサルし、手段としてのDXやAIを売っています。対してALBERTはデータサイエンスやAI部分を売っています。即ち、戦略レイヤーから入ってビジネスした方が、圧倒的に価値があり、お金になると言うことも分かります。
企業の戦略策定から実行手段としてのAIまで、垂直統合すれば、イノベーションもさらに生まれます。
お互いWinWinでしょう。アクセンチュアがAlbertを買収!
Albertは賛同意見を表明。1株9180円。今日の終値からは+120%!!ストックオプションもちゃんと買取対象となっています。
2017年に提携、2019年にはアクセンチュアとKDDIのJVであるARISE analyticsとも提携しているなど、ここに至るまで長い関係性がありそうです
また、アルベルト創業者の上村氏は新卒アクセンチュア、その後にアルベルトを創業されたんですね(すでに取締役退任済みですが)アクセンチュアの特徴とも言ってよいかもしれませんが、「日本の他のSIerと違って自社ブランドの商材を持たない」に反し、「AI Poweredサービス」は様々な業種・業態・業務への横櫛展開を行える自社商材でした。今回の買収はそこの強化の一環として見る事ができそうです。
ALBERTはSBI証券とマーケティングDX文脈における包括的な金融データ活用の協業を今年3月に発表したばかりです。今回の買収を契機に、アクセンチュアがFinancial Service IndustryへのAIコンサルティングに本腰を入れてきそうな気配です。