68組の双子モデルに衝撃走る。GUCCIのランウェイで手を繋いで歩く。いったいなぜ?
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双子モデル68組を起用したグッチのショー。見た目が似ていても、完全な同一性はない、というメッセージが込められる。
アレッサンドロ・ミケーレは常にこうした「コンセプト」を打ち出して文化を動かすことに秀でているからこそ、時代の先端を走り続けていられる。「ジェンダーフルイド」(ジェンダーは揺れ動くもの)しかり、「アリア、メヌエット、ノクターン」というシーズンを問わない(=旧くならない)コレクションしかり。
「完全な同一性などない」ということを、同一に見られがちな双子を通して伝えることで、「多様性」を新たな解像度で表現しているようにも感じられます。いずれにせよ、デザインだけではもはや新しさを表現するのが難しい領域でニュースになる、というのはすばらしい。デザイナーやメゾンが押し出されるデザイナーズのコレクションランウェイは、思いがけない気づきを、amazingに演出してくれます。面白みや話題性より、個性を尊重してくれる。ファッションのチカラを強く感じました。すばらしいです!