2022/9/30

外国人率5割超「芝園団地」に学ぶ、多国籍コミュニケーション

NewsPicks編集部
少子高齢化が進むなか、外国人労働者の受け入れが拡大している日本において「外国人との共存・共生」はますます重要なテーマになりつつある。
一方で、外国人を受け入れると、言語や生活習慣の違いによりトラブルや犯罪が頻発するのではないか──という声も根強い。
そんな漠然とした不安に対して、「多国籍コミュニティのリアル」を提示する一冊が『外国人集住団地 日本人高齢者と外国人の若者の“ゆるやかな共生”』(扶桑社新書)だ。
著者は、埼玉県川口市の「芝園団地」で自治会事務局長を務める岡﨑広樹氏。同団地は住民の半数以上を外国人が占めており、かつては「チャイナ団地」としてメディアに取り上げられたこともある。
芝園団地は、メディアが描き出したような「魔窟」でもなければ、多国籍な住人が手に手を取り合う「ユートピア」のどちらでもない──と語る岡﨑氏。数々のトラブルに地道に向き合うなかで見えてきた「誰もが住みやすい環境」への道筋を聞いた。
芝園団地
INDEX
  • 「チャイナ団地」の真実を求めて
  • 「見知らぬ隣人」と向き合う
  • 「郷に入れば~」の正しい伝え方