[ロンドン 28日 ロイター] - サッカーのドイツ・ブンデスリーガで最高経営責任者(CEO)を務めるドナタ・ホプフェン氏は28日、海外のファンにより魅力を提供するには優勝争いの激化が必要だと述べた。

ブンデスリーガの1部ではバイエルン・ミュンヘンが10連覇中で、これは欧州に並ぶもののない偉業だが、現時点では首位ウニオン・ベルリンから勝ち点5差の5位につけている。

バイエルンがリーグ優勝を逃したのは、ドルトムントが制した2012年が最後。毎シーズンのタイトルがミュンヘンに戻ることは、世界的なテレビ放映権料収入でイングランド・プレミアリーグやスペイン1部に劣る理由になっている。

1月にブンデスリーガ史上初の女性CEOとなったホプフェン氏は「バイエルンは経済的に素晴らしい仕事をしてきたし、世界におけるブンデスリーガの代表的な存在だ。しかし、もし私たちのリーグの上位にもっと競争があれば、世界に売り込むことはもっと簡単になるだろう」と述べた。

その上で、ブンデスリーガにはスター選手も才能ある若手もいるとして「もしリーグ優勝できるチームがあと2つあれば、3つでも良いが、もう少し競争があれば素晴らしい」と話した。