三菱重工と電力4社、次世代原発を開発 脱炭素へ選択肢
日経ビジネス
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昨日開催された総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会でも原発の再稼働に向けた議論、LNG調達に関する安全保障も絡めた議論があり、バッチバチの内容に本気度を見ました。そして今日のこの記事。すべてが連動しつつ安定供給と脱炭素に向けた巨大なストーリーが動いている気がします。本気の議論をもし見たい方は、以下のリンクからどうぞ。特に後半の議論のまとめ部分が注目です。
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2022/050/発電電力量の8割近くを化石燃料に頼っている我が国のエネルギー事情を抜本的に改革するためには、プルサーマルも含めた原子力が不可欠です。
福島第一原発の事故は、電源喪失による冷却機構の崩壊が主たる原因でした。
革新的軽水炉の構想の中に、小型原子炉という出力30万kW以下で、制御棒が不要な新技術が含まれています。制御棒が要らないということは、原子炉内の温度上昇が自然に止まるということで、原理的に福島のような事故は起こり得ない、とのこと。
この小型原子炉は世界に先駆けて日本が発明しました。大いに注目したいですね。SRZ-1200ということなのですね。技術的に革新的な原子炉という訳ではなく、日本の新規制対応版のPWRといった感じ。
PWR側は審査も再稼働も概ね落ち着いてきているので、新規制対応で得られた知見をフルに盛り込んだのでしょうか。2030年代半ばの完工ということは、革新的な新技術の検証をしている時間は無いのですし。
輸出できないガラパゴス原子炉にならないことを祈ります。