[ワシントン 27日 ロイター] - トーマスグリーンフィールド米国連大使は27日、ウクライナでの親ロシア派が強行している「住民投票」を非難する決議案を近く安全保障理事会に提出すると明らかにした。

決議案は各国に、ウクライナ領土の変更を認めないよう求め、ロシア軍の撤退を義務付ける。

トーマスグリーンフィールド氏は、ロシアの見せかけの住民投票が受け入れられれば、パンドラの箱が開けられる、と述べた。

米当局者によると、米国は決議案提出に向けた作業を迅速に進めている。具体的な提出時期は明らかにしていない。

ロシアは決議案に対する拒否権を持つが、トーマスグリーンフィールド氏は「ロシアが安保理で説明責任を負わないことを選択した場合、われわれは国連総会に目を向け、ロシアに明確なメッセージを送ることになるだろう」と述べた。