電動キックボード死亡事故 「ノーヘルOK」の背景に事業者の要望
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注目のコメント
ループ社の岡井さんは、私の単独取材で「事業者は要望していない。議連が決めた」と話されました。マガジンXに記事を掲載しています。
いま、岡井さんに直接確認しています。確認が取れ次第、追補します。
追補。
Luup社の広報担当者から実証実験当時の協議会と議連のやり取りの経緯についてコメントをもらいました。リンク先に記事を書いておきました。
https://mag-x.jp/2022/09/28/21099/事故の記事に「これだけ普及しているのに、死亡事故1件というのは少ない」というコメントが多くて、大変驚きました。自転車や原付に比較できるような台数ではありません。実証実験での利用者は毎月のべ1.5万人程度。自転車は都内だけでも800万台です。比較になりません。
利用者アンケートでは、94%がヘルメットの必要性を感じなかった、とされていますが信じられません。一度乗ってみてください。ミラーやウインカーもたいへん貧弱で、車道を走行するのは不安を覚えます。これはドライバーの立場からもそうです。フラフラと低速走行するので、怖いのです。
自転車専用道など、電動キックボードを運転しやすい環境があれば、とても魅力的だと思います。導入の進んでいる国では、そうした道路事情に恵まれています。他方で、日本の道路事情では、危険な乗り物だと思います。今回の事故は道路上ではありませんが、単独でもそうした危険があるぐらいですから、ムリに進めるべきでは無いと思います。
よくいわれる「安心」はどうでもいいと思っていますが(確保できる条件が不明)、「安全」を軽視してはいけません。議論が拙速に思います。環境に優しいラストワンマイルモビリティとしてもポテンシャルは大きい。一方、導入初期には様々な都市で社会問題も引き起こしてきた。しかし、結果として世界で普及拡大が続いている。時々自分の車の前方走るキックボードに遭遇するが、我がもの顔で走行し、右に行くのか左に行くのか全くわからない蛇行する利用者に遭遇する。こっちは巻き込まれないように必死に防衛して保守的にやり過ごすしかすべがない。利用者はこの移動体の便利さと価値を体感あしているわけで、自らその価値を破壊してはならない。個人的にメットなしでは利用しない!