この連載について
中国などの世界最新ビジネストレンドを紹介する週間連載。独創性にこだわりすぎず、競合の長所はすぐ学ぶ。「Think Different(異端であれ)」より「Think Different, Later(やってから考える)」な事例を取り上げる。
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イオンモール(英語: AEON MALL)は、イオングループが運営する「モール型ショッピングセンター」および「大型ショッピングセンター」のブランド名である。 ウィキペディア
時価総額
4,119 億円
業績



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中国スタートアップとの協業によるオープンイノベーションに取り組むと発表したのがイオンモール。中国企業の突破力によって、自社からは生まれない新たな発想と技術を実装したいと意気込んでいます。
中国スタートアップに何を期待しているのか?イオンモールは何を変えようとしているのか?
イオンモールの中国事業責任者、橋本達也氏を独占インタビューしました。
このインタビューはマカオのテック博覧会「BEYOND EXPO」での公開取材という形式で行われています。
https://beyondexpo.com/
有料チケットを買うと、仮想空間でのオンライン対談(?)という謎の公開取材が見られるそうです。メタバース流行りですね。ただ有料なので、私も見てませんが……。
マカオはカジノマネーを使って次の産業を生み出そうとチャレンジしていますが、国際展示会もその一角。大金をぶちこんで、アジア版CESを作るという目論見でこのBEYONDは運営されているとのこと(もうすでに上海でCES ASIAはありますが)
カジノマネー・スーパーゴージャス展示会を一度生で見たいと思っているのですが、今年はコロナのためオンライン開催に。
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チャイナテックの最前線をテーマとしたNewsPicksトピックス「デジタル・チャイナの裏側を掘る」をローンチしました。ぜひ閲覧、フォローをよろしくお願いいたします。
https://newspicks.com/topics/china/
これが今の日本の最適解でしょう。
日本はどうしても、外国から輸入して改良を加えることしかできないので、幸い、中国の方が先を行っている分野がある現在、模倣できる対象があります。
農業の6次産業化でも、大学の世界ランキングを上げることでも、中国の模倣をして改良するのが、確実に成果が上がります。
そのために、中国企業や中国の大学にどんどん若い日本人を送り込んで、ノウハウを学んで、日本で実践してもらうのがいいでしょう。
例えば、イオングループに属し、施設の管理・運営ノウハウを提供するイオンディライト株式会社は2018年に、中国のIT企業ディープブルーテクノロジー(深蘭科技)と合弁会社を設立し、無人店舗などの開発に乗り出しました。
「中国のベストプラクティスを日本へスピーディに水平展開」(記事引用)
様々なことに果敢にチャレンジしているからこそ、ベストプラクティスが生まれているのだと思います。
中国で生活していると、中国の消費者は完璧を求めず、ミスに対する許容度が高いと感じます。実際に、私自身も影響を受け、多少のミスに対しては「人間だもの」と笑って許しています。
このような環境だからこそ、「ミスったらどうしよう」と委縮することなく思い切ったチャレンジができるのです。
もっと多くの日本企業が、「実験場」の中国で色々と試してみて、成功事例を日本、世界へと水平展開していくといいと思います。
中国市場はそもそも競争が激しく、日夜淘汰が繰り返されているので、実験環境としては優れています。
中国で挑戦して学習した成果を日本に持ち帰るというやり方は、日本企業にとっては合理的なのかもしれません。
それが塾禁止で人の流れが変わっている。子どもづれのファミリーが増えれば、品揃えやメニューなどが変わります。
環境変化に爆速で対応しなければ、生き残れない中国市場。興味深い話です。
一つは、DXの進展で新しいサービス事業が不断に生まれるので、消費者の要求もそれだけ高まるから。
またもう一つは、政府の市場介入でITファイナンスや塾産業などが制限され、最近ではショッピングセンターの主力テナントだった教育サービス業が突如撤退してしまうといった変化が起こっているから。
「野蛮発展」を良く言えば、トライ&エラーで多くのサービス業が生まれて市場が活性化するということ。
しかし中国では、規制や社会秩序形成が間に合わないDX事業の殴り込みや政府の介入などがあるので、「血みどろの戦いが繰り広げられる野蛮市場」といった方が良いかもしれない^^
首を突っ込んだ日本企業には、逞しく戦っていって欲しい!