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すばらしい弔辞だと思いました。編集者として「さすが」と特に唸ったのは以下の2点です。

①友人代表として「2人だけの秘密」が盛り込まれている
②安倍元首相を「日本を代表する政治家」として権威付けられている

①は「北朝鮮支援をめぐる電話」「焼き鳥屋での3時間」「官房長官時代の1日に1度の雑談」です。これらは菅さんと安倍さんの近さを端的に示す事実です。「友人代表」なのですから、友人しか知らないことを披瀝する必要があります。その期待にしっかりと応えるもので、ニュースバリューのある内容でした。各紙のヘッドラインも「焼き鳥屋での3時間」になっています。さすがですね。この手のスピーチでは、第一に心がけたいところです。リップサービスというやつですね。

②は山県有朋です。「読みかけの本」というエピソードもいいですし、山県有朋が暗殺された伊藤博文を偲んで詠んだ歌を、弔辞の締めくくりとするのは非常に巧みです。

欧米では名著・名言をスピーチに取り入れるのは常套手段です。日本でも真似する人がいるのですが、冒頭にもってくるとむしろ安っぽいんですよね。そこで、この弔辞では「あれからも、朝は来て、日は、暮れていきます」という情景描写から入っています。これは日本語話者には、たいへんなじみやすいはずです。私たちはこうした「もののあはれ」の弱いのですよね……。

一方で、安倍さんが最後に山県有朋を読んでいたというのは、さまざまな示唆に富みます。

半藤一利さんは『歴史と戦争』で、こう書いています。「日本帝国の創設者は伊藤博文と山県有朋だった。しかし、後世に与えた感化力から言えば、伊藤は山県に遠く及ばない。山県の作ったものは、国家を動かし猛威を振るった」「その意味で、『大日本帝国は山県が亡ぼした』と言っても過言ではない」。戦後民主主義の立場からは、山県有朋は高く評価されている人物ではありません。今回の「国葬反対デモ」に熱心な人たちも、そうした文脈にあるのかなと思います。まさに半藤さんに評価をうかがいたいところですが、亡くなられているのが残念です。

また、「友人代表」の弔辞としてはすばらしいのですが、国葬での弔辞ですから、もっと形式張った内容のほうがふさわしいのかもしれません。国葬ではなく、前例通りの合同葬としていたほうが、この弔辞は据わりがよかったのかなとも思いました。
国葬儀場におりましたが、菅前総理の弔辞の直後、自然に一斉にたくさんの拍手が沸き起こりました。

安倍政権時代、おふたりをお近くで見ていたはずのわたくしたち元議員も、安倍総理と菅官房長官の間に、ここまでの深く強い絆がおありだったということを、今日初めてちゃんと理解しました。7年8か月の間、ただ一人の方を政権の「女房役」にしていたことには、ちゃんと理由があったのですね。


一国の内閣総理大臣の実現した政策や政権運営には、賛否いろんなお考えがあると思います。国葬にもご反対の方が多くいらっしゃいます。
日本は、自由で民主的な国家でありますので、様々な意見があるのは当然のことで、政権を担う方々は、そうした批判を真摯に受けとめ、ともに国の未来を考えていかねばならないと思います。


その上で、わたくしは、今日改めて実感しました。

安倍晋三元内閣総理大臣は、

「今日よりも、明日の方が良くなる日本を創りたい。」
「若い人たちに希望を持たせたい。」
「日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲きほこれ。」

心からそう願い、信じて、困難な道のりを、それでも笑顔を絶やさずに、ひたすらに歩んでこられました。それは揺るぎない真実であったのだと思います。


最後に献花をさせていただいた際、ご挨拶申し上げた昭恵夫人の大変お痩せになられたお姿に、胸が痛みました。人前でもスキンシップをなさる本当に仲の良いご夫婦でしたから、どれほどかおさみしくおつらい日々であろうと思います。

千鳥ヶ淵の内堀通りからずっと長く続く献花に来られた方々や、各地で祈られる方々のお気持ちが伝わり、どうかご遺族が、安倍元総理の歩みは「報われていたのだ」、「いっぱいまいた種は、そこかしこで芽吹いているのだ」と、お感じになれるとよいな、と思いました。

安倍元総理の御霊の安らかならんことを祈ります。
菅さんの追悼の辞が、一番良かった。
友人代表の弔辞に相応しい内容で、あんなによい話をされるとは、正直思いませんでした。
仕事をしながら聞いていましたが、菅元首相の弔辞には泣けました。→本当に涙が流れて来ました。

菅さんは、演説や記者会見などがお世辞にも上手ではありませんが、心を現す素直な話しは、いつも聞く側の印象に残ります。
菅さんを官房長官に選んだ安倍さんの目利きは凄かったなと、当時のことを懐かく思い出しました…

追記
別記事コメントに書きましたが、私は国葬に反対ではありませんでしたが、岸田政権の一連の段取りは大変残念に思い、反対賛成に分断した様子がアメリカの嫌な側面を連想させられて、かなり憂鬱に今日を迎えました。
けれども、この菅さんの弔辞で救われた気持ちがしています。
この弔辞は英訳して外国からのお客様に聞いて貰えたでしょうか?
世界中から来て頂いた多くの方々に聞いて頂けたら、今日武道館に来て良かったと思って貰えるでしょう。
国葬に対する賛否が激しく分かれている中、友人代表としての菅さんのお言葉は、その賛否を超えて多くの人の心に残るものだったと思います。一国を率いたリーダーの安倍さんと、側で支え続けた菅さん。お二人にしか分からない関係性が垣間見れた、素晴らしく感動的な追悼の辞でした。
イギリスのニュースでも菅さんのスピーチがとても感動的だったと報道されていました。
「岸田総理のスピーチが長すぎる、内容も政治家の人にしか共感を得ないもので退屈だ」と酷評していた辛口コメンテーターも「菅さんは自分の言葉で安倍さんを弔った」と言っていたぐらいです。

BBCは献花に訪れる人の列を映しつつ、国葬反対のデモの列も映し、国内での賛否が二分されていることを改めて報道していました。
オンラインで文章読んだだけだけど、菅さんの人柄が出ていて素晴らしい内容だった。安倍さんが最後に読みかけだった本の一節を引用した末尾が心を打つ
初めの
「同じ空間で同じ空気を共にしたい」
再出馬の
「銀座の焼き鳥屋で口説きました」
「読みかけの本」という言葉、出来事。
何より刺さりました。

参列を考えましたが、大学の講義後に行くと2時間の列ということだったので、諦めました…

テレビのLive放送にて、見させていただきましたが、
紹介の時点で、友人代表と言う枠に鳥肌が立ち、その後の「追悼の辞」で感動、涙へと続きました。

賛成や反対などと多くの声がある中ですが、このような形で締めくくれる菅さんは、流石だなと感じました。

1番 友人代表に相応しかったです。
ほんとうにありがとうございました。
菅さんはいつも素直で真っ直ぐな人なのだな、そんな菅さんにここまで敬愛される安倍さんはすごい人なのだな、と逆算のように思いました。ご冥福をお祈りします。
生で見ていたのですが、私も泣けました。事件の直後、BSフジのプライムニュースに出演した菅さんの話を聞いていて、いかつい顔をしたキャスターももらい泣きしていましたがこれにも私も涙してしまいました。菅さんのあの淡々とした語りが心を打つということもあるのでしょう。改めて日本はかけがえのない方を失ってしまったのだなぁという無常感に包まれました。