2022/9/27

【新概念】「10年後も使えるスマホ」を考える

INDEX
  • スマホの寿命はあまりに短い
  • スマホの修理が難しい理由
  • わずか数分で分解できる端末
  • スローで安定したビジネスモデル
  • いまこそ消費者意識の改革を

スマホの寿命はあまりに短い

もし、同じスマホが10年後も使えるとしたら?
私たちの多くは、そんな可能性など考えたこともないだろう。
通常、スマートフォンというものは、2~3年ごとに買い替えることを前提に設計されている。アップルやサムスンをはじめとする携帯電話メーカーは、毎年のように新モデルを発表し、大規模なキャンペーンを展開し、ユーザーに「機種変更」を促す。
だが、ちょっと考えてみてほしい。
10年後も使えるように設計されたスマートフォンなら、バッテリーが消耗したり、画面が割れたりしても、ケースを開けて部品を交換するだけで済むはずだ。
カメラの機能に不満があるなら、より高性能なカメラにアップグレードすればいい。ソフトウェアのアップデートも、メーカーが無期限にサポートしてくれるだろう。
それって、すごく合理的だしサステナブルじゃないか?
(Marc Asensio/NurPhoto via Getty Images)