ロシア、拘束した日本領事を釈放・国外退去に 松野官房長官は非難
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「自白」の映像を見ると領事はロシア国内の写真撮影行為が問題視されているようです。極東軍管区の動向を探っていたのかもしれません。事実ならばこの領事はしっかりと任務を果たしていたことになります。本来外交官は条約で逮捕されない権限を持っていますが、領事館員には明確にありません。ロシアはそのあたりを突いてきたのでしょう。こうした「人質外交」に対抗するには、「人質交換」つまり、日本側もロシアの領事を拘束するしかありません。そのためにはインテリジェンスの強化や法整備が急がれます。
開戦以来、ロシアは欧米諸国と、外交官の国外退去合戦を続けているので、日本もその対象になるのは以外ではありません。
気になるのは、ロシア側の主張する国外退去の根拠が、日本人領事を「拘束して取り調べの結果自白した」というところです。
どの程度の取り調べが為されたのかは、気になるところです。
また、ロシア側は、この領事の「自白」や日頃から尾行していた際に撮影した動画を、国営通信社から公開しています。
https://twitter.com/i/status/1574420589053460481
在ウラジオストク日本総領事館の外交官を拘束…ロシア連邦保安局、スパイ容疑で
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220927-OYT1T50019/外交官の逮捕追放というのは、国家間関係のレベルでは結構な緊張関係ということになるが、制裁を発動した時点で「非友好国」認定されている以上、こうした緊張関係のエスカレーションはさらに進むだろうな…。