欧州通信事業者、GAFAにインフラコストの一部負担を要求
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AndroidのOSアップデート、iOSのアップデートが世界で同時に始まることで、全世界の通信ネットワークに負担が増しています。通常の最大通信トラフィックに合わせてネットワーク設計されますから、ピークが立つほどインフラコスト増になります。
また、インターネットの料金は加入線毎に徴収されますが、そのコストの配分が曖昧で、得する事業者と損をする事業者が出てきてしまいますね。
また、サービスの価値によるコスト配分も難しいです。例えば、スマホのOSアップデートをなぜモバイル網でなく、有線の光ファイバでするのか、光ファイバの事業者は疑問をもつわけです。Netflixを光ファイバで見るためユーザはお金を払うけど、OSアップデートにお金を払うわけでないので、付加価値のないデータに見えてしまいますからね。
インフラコストの技術革新よりも、トラフィック増の方が大きくなっているため、今後ますます議論になるでしょうね。
注目のコメント
先々週にも同じロイターから出ていた続報。
通信インフラコストは利用者であるユーザーから取るのか(今はそうなっている)、サービス提供者から取るのか。
仮に一部コストを負担させたとして、EUは主権国家の連合として巨大なので足並みが揃いますが、アジアやアフリカはまず足並み揃いませんよね。GAFAもそうですが、NetflixなどのOTTも「インフラタダ乗り」という批判は昔からあり、一時期は事業者にも課金するという案が取沙汰され、インフラレイヤーとアプリレイヤーでのゲームチェンジになり得る、というコメントを以前書いたような気がしますが、やはり現実的には難しく変わってこなかったものの再燃という感じでしょうか
ユーザーが回線コストを支払うことで対価はきちんと払っているという考え方もありますが、アプリレイヤーの人が莫大な利益を上げているのを見ると、インフラを使って商売をしているのだから利益を再配分せよ、と言いたくなるのは心情的には理解できますね