「AI安倍晋三」ネットで物議 合成音声のYouTube動画、“東京大学AI研究会”が公開
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「SOTA(特定の専門技術領域で最先端レベルを達成していることを指す略語)を大きく上回る自然でクリアなAI音声合成技術の開発(22年8月時点でいまだに記録を上回る研究はない)」
音声合成の評価は、発音が正しいかという客観的な指標だけでなく、発話が人間らしいかという主観的な指標もあります。なので、外部の専門家に頼んで評価してもらうなど、他のAI技術より評価に手間が掛かるんですよね。
そういう意味で、この動画を見て、色んな人が「似てる/似てない」を判断してくれれば、音声合成の評価実験としては成功ですかね。
故人のAI再現を社会が受け入れるには、もう少し時が経つのを待たねばならないと思いますが。これの最も問題と感じるところは,「~の皆さまへ」という音声が並んでいますが,話の内容(原稿)は安倍氏の思考をモデル化したAIが生成しているのではなく,勝手に「安倍氏だったらこういうこと言いそうだよね」として作られたものであること.「AI安倍晋三」と称しているが所詮は声真似に過ぎない点です.だからただのフェイクなのです.
故人をAIにして蘇らせるという話がある.この場合は,声だけでなく思考がAI化される.そのAIを本人と同じと見なして良いかは,生前の本人かあるいは故人を知る遺族が認めた場合に限るべきでしょう.
為政者の声真似をして,作成者が主張を述べている.それだけです.
ふっと思いましたが,イエスキリストがいま死んだら,このような感じで声真似(あるいは姿を表す3DCG)AIが作られ,本人が本当にそんなことを考え,行動したかは抜きにして,信者が気持ち良いと考えるように使われるのでしょうね.2000年前の最先端メディアは口伝や書物でしたが,いまは動画にAI.最先端メディアは神格化の道具に使われていく.人口知能(AI)には、現行法下では、法人格がない(権利能力がない)。
そうすると 、AIによる行為の法的効果や行為の結果の法的責任が問題になる。
たとえば、AIが故人を真似て、あたかも故人の行為のように見せ、世の中に対して、統一教会を賛美することによって、被害者を生み出した場合、誰の責任となるかという問題がある。
外観からは、AIであることはわからない。これを
「インターネットでは、誰もあなたが犬であるとは知らない」などと言う。
既に、AIの企業サービスにおける実装化は進んでいるから、紛争が起きるのはまちがいない。
今のところ、AIを議論しているのは、もっぱら工学、理学系の専門家で、法学者の議論はわずかなようだ。
ということで、論考を執筆中。