暗号資産交換大手バイナンスが日本参入へ、事業者登録を検討-関係者
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注目のコメント
Binanceとしてはどちらに転んでもこのタイミングがラストチャンスになるかもしれませんね。
過去のチャレンジとしては
・2017-2018 日本支社設立での自前での交換業登録を目指す
・2019-2020 SBIグループ化する前のTAOTAO社との提携交渉開始を発表
で過去の金融庁の警告としては、が発せられています。
・2018 金融庁からの一度目の警告
・2021 金融庁からの二度目の警告
https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/kasoutsuka_mutouroku.pdf
これまでの警告があったので、なかなか日本参入はできていなかったと認識していました。むしろ二度目の警告で日本参入は立ち消えになったという認識をしていました。また金融庁からも相当に嫌な顔をされると思っており、どういうプロセスを踏んで日本での交換業取得に向けて動くのか(新規獲得なのか、それとも交換業者の買収になるのか)気になるところです。バイナンスは、過去にも何度か日本へ参入しようとしています。例えば2020年にはtaotao(現SBI)がBinanceと業務提携という発表が記憶に新しいところです。
当時は、グローバルでのバイナンスの商品性が、日本の規制と乖離が大きいという点等もあり、日本進出とはならなかったようですが、当時とバイナンスのスタンスも変わり、各国のレギュレーターと対話をし、規制に沿った上でビジネス展開をしようという動きも見られます。
今回は国内規制に向き合う体制を整えた上で参入するという話もあるようなので、3度目の正直となるかもしれません。バイナンスなどの取り扱い通貨が多いグローバル企業が日本へ参入し、規制緩和も相まって大規模に営業が可能となると、取り扱い通貨数の差などで国内既存事業者が苦戦を強いられる可能性もあります。国内事業者にとっては、FTXなどの動きと合わせて注視せざるを得ないでしょう。