[ワシントン 25日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は25日、ロシアがウクライナに対して核兵器使用に踏み切った場合、米国は「断固たる対応」を取ると表明し、ロシアに「破滅的な結果」がもたらされると警告した。

プーチン大統領が21日、第2次世界大戦以来初めてとなる軍の部分動員令に署名するとともに核兵器の使用を示唆したことを受け、NBCの番組で語った。

サリバン氏はロシアが「一線を越えた」場合の米国の対応について詳しく説明しなかったが、ロシア政府には非公式にその内容を伝えたと述べた。ロシアとは頻繁に直接接触しており、ここ数日もウクライナ情勢やプーチン大統領の行動および脅しについて話し合ったと明らかにした。

「プーチン氏は、存在する権利がないと見なすウクライナ人を一掃する考えに変わりはない」と指摘し、米国はウクライナに武器や砲弾、情報収集などあらゆる支援を続ける必要がある」と強調した。