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>各事業部から選抜された人などには、2023年春以降、街を訪れた人のデータを
>使ったより高度な専門講座を受講してもらう。
三菱地所さんといえば、大手町・丸の内・有楽町エリアでのエリアマネジメントを牽引されており、コンソーシアムの中でアプリ展開もされていますが、さらなる強化と成功事例の他地域への展開も考えているのでしょう。
https://www.ecozzeria.jp/about/csr/report.html
日本全体でも、まちづくりのDXが推進されています。特にデジ田についてはディベロッパーというよりIT、IT系インフラ、シンクタンク・コンサル等の動きが盛んという印象で、大手ディベロッパーとしてこの領域でも存在感を発揮するのに、デジタル人材の育成は欠かせないのではと思います。
↓デジタル田園都市国家構想 (内閣府)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/index.html
↓まちづくりのデジタル・トランスフォーメーション実現会議 (国交省)
https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/toshi_daisei_fr_000050.html
登記なんて、全部デジタルでいいので、登記にあんなにお金かかるのは取れるところから取る税金の典型だし、不動産事業者の共通システムでおるレインズに掲載したり、分析することが網羅的になされていないのもおかしいし、両手取りが未だに普通だったり、何社か介して値段が釣りあがっていくのも情報の非対称性としてありえないと、もうあちこち変なことだらけです。
重要事項の説明がオンラインで可能になるなど、少しづつでもデジタル化への道は進んでいる方向ではあります。
デジタル化され、情報が民主化されると、今のビジネスモデルはおしなべて破綻します。そこにどういう時間軸に向き合っていくのか、物凄いデカい業界なだけに楽しみ。
「全社員にデータ分析教育、役員含め1万人対象」というところに本気度を感じます。足元で多くのコストがかかるでしょうが、これが成功して成長力が高まり、日本企業の人材投資と変革の在り方の一つのモデルになると良いですね (^.^)/~~~フレ!
さらに、全社的にデータ分析で何ができて何ができないのかを理解できてる状況になることは意思決定の質の向上につながるため、全社のデータリテラシーを高めることで中長期的により強い組織が構築できるはずです。
記事の中のこの内容にしびれました…笑
社長や役員も含むのは本当に素晴らしいですね。
正直、ボトムがいくら学んでもトップやその下のマネジメントが一定の理解をしていない限り、全く社内変革は進みません。
こういうとを進めるときに、よく周囲のメンバーと「スマホを使ったことない人にスマホの良さを説明するのと一緒」と例えますが…
データ分析なども含めて、思想や文化が過去のものと全くことを変革しようとしたときに…まずは意思決定者の皆様に「理解頂く」か「権限を落として頂く」必要があるとおもっています。
不要な説明や間違った意思決定をしないためにも、三菱地所全社で「データ」の位置付けが変わってきたということですよね。
①各社がグループ内で持っているJリート(不動産投資信託)に含まれる物件の評価において、人流や消費に関するデータ活用がすでにかなり進んでいること(コロナ禍初期における投資家からの問い合わせ対応という受け身のIRの姿勢から、現在は個人を含む投資家とのコミュニケーション手段としての積極的活用に転換しつつあること)。
②各社の主要な開発プロジェクトがある全国の都市再生緊急整備地域(52箇所)の評価において、データを活用した緻密な効果検証が求められていること。(従来は5年ごとの地価でみるということが多かった)
それにより、データを用いたコミュニケーションができないと本業のビジネス推進で困ったことになる、という事情が生まれてきているということ。
・緊急都市再生整備地域一覧
https://www.chisou.go.jp/tiiki/toshisaisei/pdf/map_220502.pdf
・指定地域における効果検証(モニタリング)マニュアル
https://www.chisou.go.jp/tiiki/toshisaisei/pdf/monitoring_manual_202203.pdf
この流れは、もはや不可逆的であり、大小を問わず都市開発に関わるビジネスを行う事業者(不動産会社)は三菱地所のやり方に追随していくことになると、l私は思います。
副作用として、ここで力をつけた人の何割かは確実に転職するでしょう。それでもやるしかない。
不動産テックの時代、企業の根幹に関わるスキルですら役員や管理部門問わず必須とする点もあっぱれ。
観察力や洞察力、そして仮説設定力などですね。これからの力を磨いたほうがデータ分析を有効に活用できます。
三菱地所のような企業は特に前例や固定観念にとらわれず何が起きているのかを肌感覚でも感じることが極めて大事ですね。