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世界経済が縮小していく中、半導体はデカップリングや経済安保によって注目され、各地一斉に増産、設備投資に走りました。
2023年ごろから供給過剰の局面に入らないかと心配していましたが、これほど速く生産を縮小していくのでしょうか。
電気自動車へのシフトなどによって車用のローエンドの製品なら売れると思ったが、それも過剰となっています。
半導体のこの動きからさらに世界経済の不況を感じます。
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半導体需要は2019年半ばに底打ちして以降伸びてました。2019年5月にファーウェイがEntity List入りしてから、ファーウェイを含む中国スマホメーカーが半導体の輸入禁止に備えて在庫水準を引き上げたことが発端でした。

その後アメリカ大寒波やFab火災など供給が落ちるトラブルが重なった上でCovid-19による需要の増加(デジタル機器・ゲーム機等)とロックダウンによる供給問題もあり需給バランスが厳しい期間が続いていたと思います。

メモリに関してはすでに数か月前から需給が軟化していると言われていました。一方、未だに自動車OEMは半導体不足で減産・生産調整を余儀なくされていることから、WSTSの統計上には現れない一部半導体の需給問題は根深く残っているということだと思います。
WSTSのデータでは、7月の世界半導体はYoYでわずかにマイナスに振れました。しかしTSMCは、7月も8月も40%近い成長です。確かにメモリはマイナスですが、WSTSの8月の数字を注目しています。
今回は、多くのアナリストの予想通り。昨年末のシンポジウムでも、言っていた。
あとは、今回どこまで深いか長いか、
なかなか半導体不足は解消しませんね。
これを受けて、自動車などの関連業界からも減産計画が相次いでいます。
前年比の数値は、当然だが前年の数値に左右される。急減速というより、その動きはずっと継続していて、前年比の数値にするとこのような形に7月になったというだけ。

では、いつから見えてきたのか?
昨年後半くらいから、警戒感は出ていた。スマホやPCなど、コロナで需要が増えたが、それが一巡した。車載半導体はまだひっ迫はしていたが、そこも在庫循環図としては緩和基調に突入。

これまでが儲かりまくるサイクルで、設備投資計画が発表されて、多少のキャンセルはあるかもしれないが、地政学リスクの緩和含めた台湾外での投資など、供給力は増えるだろう。
そのなかで、サイクルがどれだけ下押しするかが全て。下押しするときは価格が持続的に崩れる。需給ひっ迫で長期契約などの話もあったが、一方で供給が増える中で需要が崩れれば、稼働を稼ぐために価格を下げに行くことも発生するわけで。

TDKは投資計画を見直し。電子部品メーカーが警戒する需要変化(2021年11月)
https://newspicks.com/news/6396787
車載半導体、逼迫感薄れる 大手5社の在庫9カ月ぶり増(2021年11月)
https://newspicks.com/news/6396957

そして、在庫が増え始めながら、需要サイドの下方修正も始まったのが春。でもここまでくると、もう完璧にサイクルとしては逆方向。
【PC】部材の在庫が減らない…景気暗転でPC業界に危機感 HPの10%下方修正は「序の口」(2022年4月)
https://newspicks.com/news/6897857

7月にはIntelの下方修正。PCはともかく、サーバー・HPCが想定外に大きかった。
インテル、4-6月期は22%減収-通期売上高見通しを下方修正(2022年7月)
https://newspicks.com/news/7373564

足元は、一定標準化されていて価格動向が分かりやすいメモリ価格の下落が加速中。
DRAM、下げ加速 6月大口は前月比1割安(2022年7月)
https://newspicks.com/news/7323435
2022年第3四半期のNANDウェハ契約価格の下落率は30~35%に急拡大(2022年9月)
https://newspicks.com/news/7545812
「巣ごもり特需の一巡に、スマートフォンなどの主力市場である中国の景気減速なども重なり、半導体需要に急ブレーキがかかった」とのこと。

【WSTS 2022年春季半導体市場予測について】
https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/wsts/docs/20220607WSTS.pdf
シリコンサイクルか4年ごとだとするとそろそろなんだよな、と思ってたらやっぱりきましたよね…