円安で24年ぶりの市場介入 海外からはどう見える?
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円安をいかにテクニカルに円高誘導するか、よりも、円安をいかに好機として日本のビジネスポートフォリオを組み換えるか、に考えをシフトさせたいですね。
○インバウンドで富裕層にどうやって最大限のお金を落とさせるか?
○国内で需要を供給が上回っているが、高く輸出できる物・サービスはないか?
あたりを論点にしてPDCAを回していきたくなります。
例えば5つ星ホテルが少ない問題を背景に外資系ホテルが参入してきてますが、日系ホテルもお手ごろ感とか要らないからVIP向けブランディングを強化して欲しいです。
あと、お米とかも生産調整とかしてないで、ガンガン作って輸出できないですかね?コシヒカリやあきたこまち、海外で高く売れると思うんですよね。
注目のコメント
私がヨーロッパ出張をしている際に、現地のエコノミストと話して、一番、理解を得た話が、実は為替レートでした。
ヨーロッパのエコノミストからすると、肥大な公的債務に対する危機感が何故、日本で高まらないのか。その代わりに、何かを失っているはずなのに、それは何か、というパズルです。
私は答えとして、円安を挙げました。低物価低金利であれば、購買力平価的には、円は高くならないとおかしい。にもかかわらず、実質実効為替レートの下落が続いているのは、対内不均衡の帳尻が円安という形で調整されているからではないか。ヨーロッパのエコノミストの人たちは、一様に、膝を打つように納得してくれたところがありました。
為替は色々な理論がありますが、結局は強い国の通貨が買われるのでしょう。信用力の問題です。今時円安が、何処まで日本の国力低下を反映しているものか、考えてみたいところです。
同時に、少子高齢化かつ経常収支がほぼ均衡した時代において、また先行き、経常収支が赤字に転じ、それが定着する恐れがある経済において、通貨安が持つ意味合いを考える良い機会かもしれません。
オーソドックスなマクロが説くマーシャルラーナー条件を、日本がまだ満たしているのか、どうかということだと思います。今回の介入は「敵のいない方に無駄玉を一発撃った」と集約できよう。円安の流れを変える効果はないし、いずれ円高にしたい時には金融政策を変えたら簡単に20−30円円高になるだろう。心配は要らない。
そして、そもそも今は円安でいい。国内への設備投資にも人への投資にも円安の方がいいからだ。今の経済構造を固定して考えるのは愚かだ(確かに公務員の給与なんぞは急には増えないかも知れないが、クビにならないのだから我慢せよ)。今はせっかくのチャンスを活かすべきだ。
困窮者のサポートは必要だが、円高でではなく、給付金や減税で行う方がいい。