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【3コマ解説】難民が「1億人」を超えたのを知っていますか

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「難民」というのは、いくつかの用語やカテゴリーがあり、内訳を見ないと、理解がややこしくなります。
     日本に難民が少ない、というのは、難民認定数が少ない、ということですが、これはいい方を変えると、難民条約に基づいて日本政府が認定した難民(条約難民)が少ない、ということです。
     世界には、実質は難民の状態にあっても、どこの政府からも難民として認めらていない人々もいます。難民条約に加盟していない国もあります。加盟国は143ヵ国なので、60ヵ国くらいは加盟していません。加盟していない国にも、実質難民の人々が雪崩れ込む、という場合もかなりあります。
     さらにいえば、より悲惨な状態にあるのは、外国に移動する能力がない高齢者や障がい者、孤児などであり、最も悲惨なのは、移動できないためにすでに殺されてしまった人々です。

    国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の数え方だと、2021年末の時点で、
    ・意に反して居住地から移動せざるをえなかった人々の全世界での合計:8930万人
     内訳は、
    国内避難民:5320万人
    難民:   2710万人
    https://www.unhcr.org/refugee-statistics/

    難民は外国に逃れた人ですが、国内にいては命の危険があるから外国に逃れたともいえますし、国内避難民は外国に逃れる金や伝手や身体能力が無いから外国へ行けない、という場合もあります。
     一概に、どちらの方が困難な状態にあるとはいえません。

    日本へ歴史上、最も多くの難民が来たのは、朝鮮戦争(1950~53年)の前後です。密入国も多く、当時の日本政府にも推定の数字しかありませんが、40万人前後と見られてています。
     次いで多かったのは、ベトナム戦争終結の後で、1970年代後半に1万1000人余りを受け入れました。
     いずれも日本の難民条約加盟(1981年)以前のことです。
     これらの事例は、どういう経緯で難民が自国に入ってくるのか、日本人でも想像しやすいと思います。
     まず近隣国で紛争が起きた時、そして彼らの出身国との歴史的な関係や米国との同盟関係から受け入れざるをえない場合です。人道意識が高いから難民をたくさん受け入れるという単純な話ではなく、国際関係上のやむをえない経緯で、難民が入ってくる場合が多いです。
     当面、そういう経緯が発生しかねないのは、やはり台湾でしょう。


  • NewsPicks 記者

    國弘デザイナーによる、難民問題のビジュアル解説です。普段はクールなグラフィックでお馴染みの國弘さんの情熱が詰まったものになっています。今だからこそ学びたい内容を、分かりやすくまとめました。

    難民問題は私にとって決して他人事に思えない問題です。
    戦争になると必ずと言っていいほど、数字の話になります。「5万人死亡」とか「1000万人が難民に」といったものです。もちろん、スポットライトが特に当たるのは前者のほうで、まだ命のある後者は国際社会から忘れられてしまいがちです。

    https://newspicks.com/topics/metcha-kiso-news/posts/1

    ↑の記事でも書かせていただいたのですが、僕は自分のルーツとも関係して、その人たちを他人と思えない部分があります。一人一人には生活があって家族がいるのですが、その人生は「政治」によって簡単に歪められてしまうのです。
    戦争に象徴された2022年だからこそ、彼らに想いを馳せ、自分にできることを今一度考えたい。そんな思いを持ちながら作った図解記事です。是非ご覧いただければと思います。


  • NewsPicks Design

    ある日、キアラシ記者に「作ってみたい記事とか気になるトピックとかあります?」と聞かれました。ちょうど世界の難民が1億人を突破したという話題を目にしたタイミングだったこともあり、「難民問題が気になるけど正直よくわからないから知りたいなぁ」というところから作った記事です。
    難民問題の解決には、シンプルに「世界が平和になること」が不可欠ですが、2度の世界大戦を経て難民条約が成立してからの約70年間、争いや差別や迫害はなくなっていません。
    「難民」というと命がけで国境を越える人たちの列や無数にテントが建ち並ぶ難民キャンプのイメージがあるかもしれませんが、それだけではなく、同じ街で同じように働いている人が難民(だった)かもしれません。
    詳しい方からしたら、何を今更と思われるかもしれないですが、まずは知って、考えたり調べたりすることのきっかけになればと思います。


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