【なぜ】残業も叱責もない「働きやすい職場」を去る若者の本音
コメント
選択しているユーザー
実は「働きやすい職場」を若手が次々と去っているらしい──。
その理由について、若者キャリアについて研究するリクルートワークス研究所の古屋さんにお伺いしました。
私自身、大企業に就職した友人と話す機会も多いのですが、「ホワイト過ぎて逆に成長できているか不安になる」という声をたまに、聞きます。時には「あなたはベンチャーでいいよね」と言われることもあり、なんとも言えない気持ちになるのですが、なぜそうなっているのか、その一端がわかった気がした取材でした。
詳しくは本文をご覧いただければと思いますが、改めて上司や同僚と「対話」する機会を設ける大切さを感じました。
注目のコメント
あくまで私の肌感覚ですが、今の20代は、決して働きたくないわけではなく、成長や給与にこだわりがないわけでもなく、仕事のためにプライベートも犠牲にしたくはない、だからこそ、給与やパフォーマンスに直接関係のないことは、できるだけ効率化させたい、と思っているだけだと思っています。
今の中堅世代が大事にしてきたような、若いうちは寝る暇を惜しんで仕事に明け暮れることで成長するんだ、という概念自体は決して今も本質的には間違いではないと思っています。上司に詰められながらも、とにかく必死に働くことで得られた経験はかけがえのないものです。ただ、私たちが当時10使わなければ得られなかった経験を、今はあらゆる技術の進化の結果、5や6で得られている、ということはあると思っています。また、私たち世代がそうした働き方をしたことで失ってしまったものも彼らはきっと良く見ています。求める成果を明確にし、そこに対して不足していることはしっかり指摘をし、不必要な根性論を持ち込まず、誠実にメンバーに向き合うこと。極めて当たり前のことを、マネジメントレイヤーが徹底できれば、今の20代は私たちの想像を超えて速いスピードで成長してくれると感じています。キャリア関する世代間ギャップを埋めるマネージャーの役割が重要ですね。
一方で、何でもマネージャーに任せると、マネージャー自身が疲弊してしまいます。
人事部門がマネージャーの役割をきっちり整理して、しっかりとサポートしなければなりません。社をあげた取組になるので、それを期待できない職場には魅力も感じられず離職につながりそうです。
個人が力を手に入れつつあるので、会社ぼ接し方もアップデートしていかないと、ビジネス以前に人手不足で厳しくなりそうです。「仕事に成長実感がなく、『ゆるくて』辞めたいと思う」
これはなるほど、と思ってしまいますが、よく考えると
「ゆるい」⇒「成長できない気がする」というのは、少し変です。
ゆるいなかで成長することはできるはずだから。
なのできっと本質的には
「何者かになりたい」けど積極的になれないこと
が問題なのでしょう。
なので「ゆるい」がダメなら「厳しくする」のではなく、
「若者の積極性を引き出す方法」が必要だ、ということなのでしょう。