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【杉本博司】「5000年後に完成するアート」を語る

NewsPicks編集部
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    株式会社ナウキャスト 取締役会長

    皆さんのコメントを見ていて、NewsPicksのユーザーの間で、杉本博司さんの活動に注目する人が意外に多いのに驚き、嬉しくなって、コメントをするのを忘れていました。というのも私、杉本さんとは長い付き合いで、杉本さんがファウンダーとして設立された公益財団法人小田原文化財団の理事を務め、「測候所」がまだ杉本スタジオに置かれた小さな模型でしかなかったころから関わっている中の人の一人だからです。
    初期の段階で博物館(江之浦測候所は法的には博物館として建設され、登録されています)を作ることに関わっていると人に言うと、どんなものを収蔵するところなのですかと聞かれ、その博物館の建築や構造物自体が巨大なオブジェとして杉本さんの作品なのだと説明しても、皆さんポカンとしてしまって、理解してくれる人は稀でした。
    ある大手ゼネコンに建物の建設を依頼した時も、その耐用年数を1万年とする杉本さんの意志を伝えても、すぐには理解してくれるところはありませんでした。通常の建築物の耐用年数は数十年かせいぜい百年で、ひょっとすると人類滅亡後になるかもしれない五千年だとか1万年先まで躯体が残るように建物の強度を高めることの意味を理解してもらうにはかなりの時間を要しました笑。
    「測候所」の敷地に配置される構造物が概ね完成し、プレス発表を行う場として、ありきたりなホテルの宴会場ではなく、「測候所」に相応しい気象庁か国立天文台でやりたいと言う杉本さんの希望を叶えるのも、容易なことではありませんでした。気象庁の会見場だと気象予報士や災害報道の記者さんしか入れないと言われ、それならばと三鷹にある東大の施設である国立天文台と交渉し、そこに世界中からアートやファッション関係のプレスを集めたのですが、その光景はなんとも言えないシュールなものでした。「測候所」はオープンしてから今年で5周年を迎えますが、実は収蔵品が年々増えています。よくある美術館では、まずコンセプトを決めて、それに予算をつけて、オープンまでに急いで作品を集めるのが普通ですが、「測候所」ではオープン時には収蔵品はほぼゼロで、時間の経過とともに建物を作ったり、石が集まってきたりするうちに、「江之浦測候所」らしい収蔵品のリストができてきています。まさに「倍速の真逆」をいくプロセスの中から価値あるものが生まれてきているのです。


  • NewsPicks 副編集長

    「スローダウン思考」特集の最終話に、憧れの現代美術作家である杉本博司さんにご登場いただけたのは望外の喜びでした。

    杉本さんが手がけられた、神奈川県小田原市の「江之浦測候所」は、まあとにかく行ってみてくださいとしか言いようがないのですが、人と時間のかかわりを見つめなおすのに、これほどふさわしい場所はないように思われます。

    「1万年後も続く未来の遺跡」として江之浦測候所を構想された杉本さん。その独特の時間感覚から、みなさんはどんなインスピレーションを得られるでしょうか。


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    NCB Lab. 代表

    なるほど、骨董は時間にさらされているがゆえに美しい。ワインもウィスキーも、時間によって熟成されたものはおいしい。

    でも、さすがに5000年という時間感覚は持っている人は少ない。どう朽ち果てているのか、あるいは輝きを放ちつづけているのか。そういう壮大な妄想をかきたてるます。


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