Q. Netflixの「広告付きプラン」導入は、広告業界に激震をもたらすのか?
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コメントと言うよりまとめ。
ARPUは減少するものの、ユーザー数の増加によって増収増益が見込まれる。
■Netflixの広告付きプラン導入による売上へのインパクトの算出方法
広告売上 = 広告表示回数 × 広告単価
=(広告プランユーザー数 × 1人当たりの視聴時間 ÷ 1時間当たりの広告表示回数)× 広告単価
1人当たりの視聴時間
コロナ以前は約2時間/日、コロナ禍には3.2時間/日というデータから2.0時間/日と仮定。
1時間当たりの広告表示回数
15分に1度(1時間に4回)の頻度で広告が入ると仮定。
広告単価
ABEMA Premium Adsのパッケージより、15秒のターゲティング広告の視聴単価4.0円($1=100円換算で$0.04)と仮定。
広告売上 =(1億人 × 2時間 × 4回)× $0.04 = $32M
年間約3,000億円(レートがあるが円で算出)
注目のコメント
Netflixの広告プラン導入について、仮定をおきながらも売上が増えるかの試算をしており、さすがだし非常に参考になりました。ありがとうございます。パラメーターはえいっと置いてますが、逆に言えばここを動かせば結果の変動も見れます
まず加入者については、既存会員2.2億人の1割、アカウントシェアをしている1億人のうち3割が登録、そして新たに5000万人が登録することで1億人の利用者がいるサービスになると仮おき
コロナ前の視聴時間の2時間✕1時間に4回✕単価4円とすると3000億円の広告売上で、会費減を補って余りあるという試算
現会員の1割というのが控えめな気はしますが比率がかなり増えても負けることはなそうな水準
さらに記事にはないですが、会員が2.2億人から3億人になれば、一人あたりの番組調達や制作の原価は大きく下がるわけでそちらの効果も大きそう。とはいえ、その分をさらに制作費に突っ込んできそうな気はしますがNetflixが「広告付きプラン」を準備しています。これは広告業界にどのような激震をもたらすのでしょうか?
2.2億人もの有料会員を有するNetflixが広告事業に参入する影響について解説します。