ゴルフ=松山出場のプレジデンツ杯、LIVが人選に大きな影響
Reuters
2022/09/20
[19日 ロイター] - 男子ゴルフの米国選抜と、欧州を除く世界選抜の団体対抗戦、プレジデンツ・カップ(杯)が22日、米ノースカロライナ州で開幕する。今年の大会ではサウジアラビア政府系ファンドが支援するゴルフの新ツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」が人選に大きな影響を及ぼしている。
LIVは高額な賞金でPGAツアーから複数のビッグネーム選手の引き抜きに成功。LIVとPGAツアーの抗争が過熱しており、米国選抜と世界選抜の両チームがそのインパクトを受けている。
PGAツアーがLIVに移籍した選手を出場停止にしたため、米国選抜は今大会でダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカといったメジャー優勝経験者を欠くことになる。
米国選抜は同大会に12回出場し、55試合でプレーした経験を持つフィル・ミケルソンも欠く。それでも世界ランク1位のスコッティ・シェフラーを筆頭に世界5位以内の3選手を擁するため、その影響は少ないとみられる。
一方、プレジデンツ杯2回目の優勝を目指す世界選抜にとっては、世界ランク3位のキャメロン・スミス(オーストラリア)のほか、ルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)らが出場できないのは大きな打撃となる。
世界選抜でプレジデンツ杯に複数回出場した経験を持つのは、今回が5回目の松山英樹と10回目のアダム・スコット(オーストラリア)だけ。世界選抜は大会史上最多8人が初出場となる。
(c) Thomson Reuters 2023 All rights reserved.