2022/9/20

【島田太郎】「東芝」がなくなることは、日本の損失だ

NewsPicks ジャーナリスト
正真正銘、東芝が再び輝くラストチャンスか──?
この3月、長年にわたって経営が揺れている東芝の社長に、この人物が就任した。NewsPicksでもおなじみのプロピッカー、島田太郎。
東芝といえば、世界に先駆けてノートパソコンを世に広めるなど、世界のイノベーションをリードしてきた名門中の名門。
だが、2015年から会社は存亡の危機に。
何とか危機は乗り越えたものの、上場維持のためになりふり構わず採用した増資と事業売却といった手段が、後に「迷走」の遠因となる。
今では、東芝の原発事業などは事実上の国有化し、残りの事業は売り払うといった「東芝解体論」までもささやかれている状況だ。
前途多難な門出となった島田氏。どのようにして東芝の閉塞感を打開するのか。
本日と明日にわたり、島田社長が語る「東芝の未来」をインタビューでお届けする。
第1回は、組織再編と経営戦略の渦中にある東芝が、絶対に譲れないものについて迫る。
INDEX
  • 迷走を打開できますか
  • 還元一色でなく、投資できますか
  • 非上場化したらどうなりますか
  • 東芝の存在意義はなんですか

迷走を打開できますか