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Netflix's relatively simple business model involves only one business, its streaming service.
業種
動画配信サービス
時価総額
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業績
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2000年に創業したFPはこれまでに70社以上を立ち上げて、うち30社が上場しているインキュベーターとも言えます。
CEOのアフェヤンが「もし…だったら?」と奇想天外なアイディアを研究者に投げかけることから始まり、そこから生き残ったアイディアはIPを申請、さらにアイディアがいけそうだとなったら出資して創業する仕組み。
また、アフェヤン自身が経営陣に残り、IPO時点でも50%近くの株式を保有することが多いのも同社の特徴です。
Antlerも創業前の「day-1」から支援する珍しい仕組みのファームです。今はまだ難しいけれど、いつかFPのようなモデルもできるようになると面白いなと思っています。
ビオンテックは大手製薬メーカーであるファイザーと組むことで大規模臨床試験や製造を実現しましたが、モデルナは自力でワクチンの大量生産という難関を乗り越えました。そのモデルナを強力なリーダーシップで率いてきたバンセルCEO。意外にも物腰は柔らかく、質問には具体的なエピソードを交えて生き生きと、かつわかりやすく語ってくれました。撮影のためにインタビュー中だけマスクを外すようカメラマンがお願いした時も、「あなたたちはそれで大丈夫ですか」とわざわざ記者に尋ねてくれるなど、気遣いも細やかな方でした。
爆速開発&製造の舞台裏から、CEOに誘われた経緯、現在開発中の新たなmRNA医薬、モデルナが先日起こし、物議を醸している特許訴訟の理由まで…と盛り沢山の必読インタビューです。
特に興味深かったのは、これまで研究開発がメインだったこの会社が、急に何億回分ものワクチンを作ることになった時の生々しい「決断」の数々です。
急激に増える社員をどうオンボーディングするか。材料をどう確保するか。お金をどうやって集めるか。ヒリヒリするような決断の数々に、「科学者というよりビジネスパーソン」とも評されるバンセルCEOの真髄を見た気がしました。
危機の時、会社をどう経営すべきか。そのケーススタディとしても、とても面白いインタビューでした。ぜひお読みいただけたら嬉しいです。
誰も見たこともないようなグラフの元になったのは、大胆な目標、意識的につくられたカルチャー、サイエンス、ファイナンス、サプライヤーを巻き込んだ生産...。
mRNAのインパクトに加え、今後の取り組みについても語られています。
これからのモデルナがどうなっていくのか、気になってしまうインタビューでした。
本当に役に立つサービスを応援するVCの存在も強い。
===
「君は、ビジネスの嗅覚が鋭いから分かると思うけれど、mRNAを使った創薬のプラットフォームがもし実現したら、どうなると思う?」
彼にこう聞かれて、その問いが頭から離れなくなりました。
===
ここが本質だなと思いました。
ワクワクしますね。
"「君は、ビジネスの嗅覚が鋭いから分かると思うけれど、mRNAを使った創薬のプラットフォームがもし実現したら、どうなると思う?」
彼にこう聞かれて、その問いが頭から離れなくなりました。
そしてある時、スイッチがパチンと切り替わるように、これはとんでもないことだと気づいたのです。"
創業者ではなく、VCがこのセールスピッチをしてCEOを引き込み、新たな市場を創り上げたと思うと本当にすごい。
しかし、モデルナが成功できたのは「新型コロナ禍」によるもの。
ある意味「運とタイミング」というシリコンバレーの成功理論のよい事例とも考えられる。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません