[15日 ロイター] - 男子テニスで四大大会20勝の偉業を成し遂げたロジャー・フェデラー(41、スイス)が15日に現役引退を表明したことを受け、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がその功績に賛辞を贈った。

フェデラーにとって、ジョコビッチはラファエル・ナダル(スペイン)を含めて「ビッグ3」と畏怖されてきた最大のライバルの1人。四大大会勝利数はナダルが22回、ジョコビッチが21回、フェデラーが20回と切磋琢磨してきた。

ジョコビッチはインスタグラムで「ロジャー、この日を迎え、このスポーツで共有してきたことの全てを言葉にするのは難しい」とコメント。「10年以上にわたる、素晴らしい瞬間と戦いの日々が思い返される。あなたのキャリアは、卓越したものを達成するということ、誠実さと冷静さをもってリードすることの意味を教えてくれた」と続けた。

さらに、「コートの内外、そしてこの先もずっと、あなたと知り合えたことを光栄に思う。この新しいチャプターは、あなたとミルカ(フェデラーの妻)、子供たち、あなたの愛する人たちにとって素晴らしいものになると思うし、ロジャーファンにはまだ多くの楽しみがある」と述べた。

今月23─25日にかけてロンドンで開催されるレーバー・カップがフェデラーにとって、現役最後の大会となるが、この大会では史上初めて、アンディ・マリー(英国)も含めた「ビッグ4」が同じチームで共闘する。

ジョコビッチは投稿の最後を「あなたの功績を称えること、ロンドンで会うことを楽しみにしている」と締めくくった。