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超良記事だった!!それにしても、研究者に手取り15万円で単年契約・・・それじゃあ才能の芽も伸びないよなあ。。。あ、そういえば日本のGDPがドイツに抜かれて4位になったそうです。

【追記】ちなみに「千葉大学の飛び入学制度の卒業生76名」のひとりが、僕の開成の同級生でした。彼はその後にまた「飛び級」して20歳でMITの博士課程に入りますが、その後は苦労したようです。この話→ https://hiroono.com/ja/2010/03/16/renga/ で「自信があるなら来てみれば」と僕にハッパをかけてくれたのが彼です。
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実は私も17歳なりたての時にケンブリッジ大学入学した「飛び級した人」です。ちなみに、日本ではこの千葉大学の制度があることは知っていたのですが、飛び級したいのであれば日本では一大学からしか選べないんだ、と思った記憶があります。
私は入学してからは何も特別な待遇はなく、「普通」扱いでした。何ならもっと若い、14歳のマレーシアからの男子が同じ物理のクラスにいてノートを貸してもらってました(笑)また、後輩で日本の4大学を卒業して、また大学をやり直している26歳の方もいらっしゃいました。(日本の大学に入るまでに数年浪人→日本の大学→イギリスに来て数年英語学校及び高校やり直し入学)つまり、ケンブリッジでは、入学するための条件を満たしていれば年齢は関係なかった。
人の成長速度って均一ではなく、また、この記事の方のように、物理はとびっきりできたとしても文系が苦手だったり、人の学び方ってそれぞれと思います。少子化なので、より多様な選択肢な学習環境ってあってもいいのではないしょうか?
日本でもダイバーシティと謳われるようになりましたが、こういうところからあってもいいのではないかと思います。また、その後の進路も何かすごいことを成し遂げないといけないというプレッシャーを与えてはかわいそうで、普通の人同様、色々とあっていいと思います。(一方で日本はエリート教育をしないので、欧米と比べてこういった方々を活かす機会の提供もすごく限られているとも思います)
そして、研究職に関して。確かに、私は天才ではなく努力な人なので、を考えると金融に進んだ方が努力のROIが良いとどこかで気づき、就職したのだろうなと思います。
色々と考えさせられる記事です。

短期的な視点しか持てない研究機関や政府が悪いのか。そういう評価尺度だとわかっているのに適応できない研究者が悪いのか。日本の将来を憂いている言葉がありましたが、世界に出ればましになるのか。研究者になるというのはこういうことだよ、というリアルを教えられる人が近くにおらず、イメージと想像だけで「いいじゃん!行きなよ!」と言ってしまった大人たちはいなかったのか。

私はできるだけ研究者のリアルを後輩たちに伝えたいと思い、可能な範囲でいろんなことを教えたり後ろ姿を見せたりします。その結果、「先生のことは尊敬します。けれども、先生みたいになりたいとは思いません」と言い残して出て行ってしまった優秀な学生もいますが、それも含めてリアル。
日本のこの研究者が食べていけないという現実は、本当にどうにかしたいですよね。人一倍努力して学んできた人たちがその道を極めたいと思って突き進んだにも関わらず、報われないというのは、なんともやるせない気持ちになります。そして、何より日本にとっても大きな損失だと思います。
誰にも機会は平等のように見えて、生まれ育った環境やあらゆる理由から、誰もが同じ機会を得られるわけではない…そんな世の中で、恵まれたチャンスを得て、必至に努力した人たちさえも、報われないということだけは、防いでいきたいですね。
記事最後のページに千葉大学の飛び入学制度の卒業生76名(制度創設以来23年間の合計)の内、大学教員や研究機関の研究員としての就職が12人、企業就職が43人とある。「科学技術の最先端を切り開く人材を育てる」という飛び入学制度導入の目的を考えると、基礎科学の研究職就職は約16%と少ない数字に見えるが、大学教員のポストが年々削減されていく現状を考えるとこの結果の評価は難しい。また、卒業後の進路が明らかにされていない21名の行方が気になる。
うちの記事ですが、めちゃくちゃおもしろいので、ぜひご一読ください。読売新聞の人物企画「あれから」をまとめた書籍『人生はそれでも続く』(新潮新書)からの抜粋なのですが、読売社会部の徹底した取材ぶりがうかがえます。新聞記者が本気を出すとすごいですね。
色々と考えさせられます。
トレーラーの運転が心底好きなら、天職に出会えて良かったと言えると思います。
ただ、研究の道に未練はないと佐藤さんは仰ってますが「もし研究の仕事があれば、たぶん続けていたと思う。でも考えても仕方がない。今は、与えられた積み荷をしっかりと目的地に運ぼう。」というお言葉は切ないですね。

「「ブレーキは『パスカルの原理』とか、車の運転って結構、物理に関係あるんですよ」。朗らかに笑って、佐藤さんは今日も大きくハンドルを切る。」
これはめちゃくちゃかっこいいし、家庭教師という形で子供たちに教えてくださっているのは救われますが、やっぱり美談にしては行けない気がしました。

「「今の日本では、1年2年という、先の見える小さな実験で結果を出さなければ研究職に就けない。佐藤君はもっと大きなところ、『海のものとも山のものとも分からない』という世界に興味を持っていた」」
佐藤さんのような優秀な方が思いっきり研究できる場所が、今ならあるのでしょうか。
かつての天才少年の現在の姿。切ない、でも温かい記事です。
ご本人の人間の大きさと逞しさに感心する一方で、
こういう人にこそ日本を引っ張っていただかなくてはいけないのに、何たる人財の無駄遣い!と、今の日本の有り様に憤りも覚えます。
そのままずっと居らっしゃればよかったのに 運もありますが、才能があれば学者として何とかなる確率は高いと思いますねぇ、ニホンよりメリケンの方が そういうのを教えてくれる大人が殆どいないことがニホンの弱みだとおもってますよ

とは言え、いま幸せなのがイチバン 運転面白いでしょうねぇ、トレーラーは non-holonomic system ですので 特にバック

「夏には米国の大学で1カ月間の研修も。」
飛び級はチャンス。だが物理を修める人の出口は乏しい。それでもその道に進む、という覚悟を促す。だめだったらトレーラーを運転するという魅力的な仕事を見出させる。高校生の彼に大人ができることって、そんなことかな。