ブラジル産牛肉が危機!? 今後の行方は?
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一生活者としてここ最近の牛肉の値上がりは凄まじいものを感じます。元々ブラジルの主食はArroz e Feijãoと言われる白米とインゲン豆を煮た料理ですが、牛肉も国民の食卓に並ぶ一般的な食材です。いえ、今や食材でした、というべきでしょう。最近では牛肉を買うのを諦め、若干安価な鶏肉や豚肉に移行せざるを得ない家庭が多いと聞きます。
ブラジル応用経済研究所(IPEA)によると、ここ2年でブラジル国内の牛肉の価格は43%も高騰しています。主な要因としてはその2年間で中国向けの牛肉輸出が30%増えたことが挙げられていますが、そのほかにもロシア・ウクライナ問題で肥料や飼料の価格が高騰したことなどが考えられるでしょう。
一般家庭の食卓から牛肉が減っている一方で、アッパー層にはここ数年で和牛やドライエイジングビーフなど一工夫をした牛肉が徐々に浸透してきている感じはあります。国内最大手スーパーマーケットでもドライエイジングビーフの専用コーナーなども出てきているので今後も注視していきたいです。