経営コンサルも実践「短期間で顧客の心をつかむ」ワザ9選
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経営コンサルとして20年ほどやっていますが、それぞれの流儀がある中でも、ここで語られている内容は頷けるもの。
登場する「ぬんぬん」さんとも一緒に働いていましたが、同じように僕もジュニアの時にオフィサーから「お前の主観で答えろ」「お前は身銭切ってもその投資をするか」と言われ、そうした考え方が図らずも受け継がれているのだろう。
ひとつ忘れてはならないのは、経営コンサルはクライアントへの価値提供のために働いているということ。
候補者との面接の際、自分のスキルアップやキャリアビジョンを高らかに語られる方もいるが、それはクライアントにとっては、ある意味「どうでもよいこと」。
スキルアップは、クライアントにより高い価値を出すための手段であり、それ自体が目的化するのは、サービス業である経営コンサルにはそぐわない。
そうしたマインドセットが、顧客の心を掴む本質ではないか。技術(スキルセット)と心得(マインドセット)があったとして、より重要なのは根底にあるマインド。特に最初の3つ。価値を出すために、当事者意識をもって、臆せず向き合い、スベることを恐れない、というのはとても大事ですね。
私自身の経験においても、クライアントにはじめて「そねさん」と名前で呼ばれた1年目の終わりのプロジェクトのことを強烈に覚えています(それまでは「マッキンゼーさん」と業者扱い)。あの瞬間から自分のプロフェッショナルとしての意識は育ち始めたな、と。
Day 1からフィーにみあう結果を求められる中で、全く失敗しない新人コンサルタントなんてそうそういない。それでも顧客に信頼される、その心をつかむうえで大事なこと。根底にあるのは、必ず結果を出すんだというグリットと、この人とだったら一緒にやりたいと思われるチャームだと思います。権威やシステムへの信用が揺らいでいるので、仕事人として信頼してもらうためにも、短期間で信頼を掴む技術は、どんな企業でも、そして公務でも必要です。
人の心はそう簡単につかめません。資料、発言、振る舞いの全に魂を込めて向き合うことができるか。どこまで相手を想いながら自分事としてエネルギーを注げるかに尽きます。