COCOA停止へ コロナ接触アプリ、全数把握見直しで
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海外でスマホのBTを使って接触確認をするアプリを活用して、感染抑止に繋げているケースがあるというニュースをみて、日本でも何かできないだろうか?とxIDの日下さんや、C4Jの関さんとはじめた、まもりあいJAPAN。
その後、紆余曲折を経て、厚生労働省が接触確認アプリを作ってくれるという事で、私達はまもりあいJAPANの開発を終了し、オープンソース化。意志はCOCOAに引き継がれました。
そのCOCOAも役割を終え、クローズされるとのこと。感慨深いですね。感染が疑われても追わないという方針(全数把握を行わない方針)とったのですから、アプリの役割は終えており、廃止という点に異論はありません。付け加えれば、濃厚接触者を追わなくなった時点、さらには感染者が周囲に多く存在する状況になっていた時点で役割を終えていたはずです。
アプリは、感染者が疑われる方との接触を避ける目的から開発されています。過去に必要とされていた時点でアプリがどれほどの成果を上げたのか、その時期の効果はいかほどだったのか、政府の評価報告が待たれます。
「全数把握が不要になったから、当アプリも不要になった」という説明だけなら、他責にして終えようとする悪意すら感じられ、良くない印象だけが残ってしまいますし、次回につなげることは不可能になり、問題を繰りかえすことになります。あんまり知られていないようですが、COCOAの陽性登録件数は第7波で急増しています。8月だけで329万件超。陽性者に対しMy HER-SYSからプッシュ通知されているのが効いているようです。まさに価値が見出されつつあるところだったのですが、皮肉なことに、全数把握が見直されました。全数把握しない目的のひとつは保健所の負担軽減。COCOAで通知がきて無症候陽性者が保健所とか発熱相談センターにどんどん連絡してしまうと、ブレーキを踏みながらアクセスを踏むことになってしまう。ということで、停止する、という経緯でしょう。