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「正解はない」という言葉にあるように、農業のテーマは見る視点と角度、立場によって全く見え方が変わってくるものだと改めて感じますね。

今回話題に輸出の視点が全く反映されていませんでしたが、仮に農産輸出に重きを置けば、有機vs慣行の議論はまた違った方向性に至ります。スリランカの一件も、農産輸出と有機の関係性で言えば必ずしも間違いでは片付けられない。彼らの場合は外貨獲得の夢を見て、大きな賭けに出て行動を起こした結果、着地点を見誤ってしまった。痛みから学び、次に打つ対策の肥やしになるのであればそれはきっと意味があります。ある意味途上国らしさでもあり、偶然の賜物を生む匂いのようなものを感じなくもないんですよね、僕は。

そうした"振り切り"でインドや中東、アフリカといった地域は急成長し続けてる。5年前まで電気も飲み水も満足に整ってなかった地域が今有機認証工場で冷凍野菜をバンバン作り、欧州…そして大農業国である米国に輸出する。今日たまたま途上国地域のパッカーと昼間雑談してましたが、たった3年で事業規模3ケタ増です。その内7割が欧州、2割は北米。もちろん全て有機です。あれ?国内は?と思ったら、国内はもはや眼中になく輸出に特化しているという。果たして"農産先進国"の日本からどれだけ輸出伸びてますか?

アフリカのメーカーに話を聞いた際にも似たことを感じましたが、世界では農産は"儲かる商売"であるのに、何故か日本ではそれが儲からないものとして語られる。みんな誰かの、何かせいにしてる。世界では儲かるから農家も加工者も血眼になって品質改良とシェア奪取に動き、小作農レベルでもwhatsappを駆使して海外顧客に拙い英語で売り込みをかける。

そうした前向きなハングリー精神すら日本国内には感じないのです。皆萎む国内しか見ていない。で、SNSでJAはダメだとか、有機は妄想だ、といった歪み合いをする。もはや環境とか健康以前の問題だと思いますし、その結果の農家収入が中央値が400万だとすれば残念過ぎる。

稲作が数十年で生産性倍になったのでしょう?"倍になったから農業人口が減っても大丈夫"というネガティブ思考ではなく、倍になった余剰分を世界に売り出して外貨を稼ぐにはどうするか、に議論をシフトするべきじゃないですか?

そう思うのは普段田植えをしていない私だからなのでしょうかね…。
今回は『農家はもっと減っていい/農業の「常識」はウソだらけ 』の著者で、久松農園代表の久松達央さんがゲストです。農業統計のウソ、JA問題、オーガニック野菜への誤解、そして日本の農業の気たるべき「Xデー」とは? 堀江さんと迫ります。
農業のプレイヤーが変わる、変わっていくことで将来がある