ウクライナ進軍、要衝迫る 東部ハリコフ、奪還急拡大
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またこれに対抗してロシア軍が攻め入り混戦にならないことを祈ります。
戦争は怒りしか生み出さず、外から見ていると本当に虚しくなります。この戦局の変わり目を機会に、戦争自体が落ち着いて欲しいところです。
注目のコメント
この3日間で戦局が一変しました。
今さらいうのもなんですが、戦争というのはやはりわからないものです。
簡潔にいうと、ウクライナ側が慎重に準備してきた反攻作戦が見事にハマり、ロシア軍西部方面(ハルキウ州)は大損害を受けて撤退しました。
経緯としては、
8月下旬、ウクライナ政府、南部方面へルソン州での大規模な反攻を宣言、ゼレンスキー大統領も、へルソン州とその先のクリミア半島を奪還する意思を繰り返し演説で表明。クリミア半島への長距離攻撃も繰り返す。
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ロシア軍、西部方面などから多くの部隊を南部方面へ移動、へルソン州での反攻に備える。
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8月末、南部方面へルソン州でウクライナ軍が攻勢に出るも、ロシア軍の頑強な抵抗で進めず。
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9月7日、ハルキウ州でウクライナ軍が、戦車や戦闘車両を多数動員して突進を開始。事前の準備砲撃は無く、特殊部隊などは隠密裏に配置。
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9月8日~10日。南部方面に部隊を引き抜かれていたロシア軍は非常に手薄になっており、ウクライナ軍の突破、前進は成功、50km以上前進し、クピアンスク、イジュームなどの都市を奪還。ロシア軍西部方面司令官の将軍も捕虜に。
ロシアの主要な補給路の1つである、ロシアからイジュームまでの鉄道路線の分断に成功。
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9月9日、ロシア軍、大規模な撤退を決断。いくつかの都市や町は戦闘無しで明け渡し、損害をあまり出さずにルハンスク州方面に撤退。
これから、ウクライナ軍が戦果を維持できるか、ロシア軍が反撃に出るか、それとも占領地を減らしたことを利用して防衛線を固めるのか、戦局の分かれ道に来ています。なるほどこんなシンプルな二面作戦が効くんですね。
最近はネットでしか情報があまりなく、
YouTubeで毎日戦況を見てますが、
ウクライナはとても合理的に作戦を進めてますね。
とにかく早く戦争が終わって欲しいです。胸の空くような作戦劇、3月17日の露イジューム制圧以来の奪還の様です。
ハルキウ州イジュームは人口4万人程度都市ですが、露の実効支配地域が広がるドンパス地方の入口であり、ハルキウ州とドンパス地方に展開する露軍連携上の結節点、さらには露南西部にある人口100万超の大都市ロストフ・ナ・ドヌと鉄道幹線が直接繋がる補給線上の要衝でもあります。専門ではありませんがこの戦略的意義は大きそうに見えます。
ロシアの人々もプーチン政権を突き上げる好機、とまで捉えるのは楽観的に過ぎるかもしれませんが。