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【追悼】7つの「名演説」から学ぶ、エリザベス女王の軌跡

NewsPicks編集部
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  • 株式会社アイ・パートナーズフィナンシャル

    全英とそれを越えた世界にも、人間は努力できる生き物であること、良心、誠実さ…あまねく伝えていらしたことを肌感覚で感じます。たった1人の存在で。これだけの長い在位、後悔も悲嘆も経験した上であれだけチャーミングでいらした。自分自身が善き者でありたいと自然に思わされます。
    実は同じ気持ちは、日本にいながらにして抱くことができます。
    上皇さま、上皇后さまもそんな姿をずっと見せてくださいました。有難いことです。敬愛する心は、人の心を豊かにしてくれます。昨今失われてきている事を強く感じる出来事が多すぎますが…。


注目のコメント

  • 東京大学 中国思想文化学研究室助教

    イギリス国王のスピーチといえば父親のジョージ6世による対独回戦時のラジオ演説が有名ですが、エリザベス2世にも数々の名演説があるのですね。
    名演説といっても決して技巧に走ったものではなく、率直な誠意が表れていることが、我々の心を打つのだと思います。

    また、エリザベス2世は大変勤勉な女王で、首相(即位当初はチャーチル)との政治的な議論をするために、猛勉強して謁見に臨んだというエピソードも伝わっています。
    この勤勉さと学識も、優れた演説の基礎になっているように思われます。

    ところで、イギリスでは王室不要論を唱える人も少なくなく、勤勉で実直なエリザベス2世の存在がそれを間接的に抑制して来た経緯があります。
    チャールズ3世はうまく国民に受け入れられるでしょうか。イギリス王室史において「チャールズ」はあまり縁起の良くない王号で、1世・2世は革命による王制廃止を経験しています。3世でそれを繰り返さないように、慎重な舵取りが必要になります。
    国王即位に際して求心力を得るためには、やはりスピーチが重要ではないでしょうか。チャールズ3世が今後どのような発信をして行くのか、気になるところです。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    エリザベス2世が王位継承者1位に決定した時、彼女は悲しみのあまり号泣したといわれています。
     これが決まったのは、1936年、10歳の時で、伯父である国王エドワード8世がスキャンダルによって退位を迫られた結果でした。
     現代では、自ら望んで君主になりたがる人などいません。生まれた時から特別な人間として多くのことをあきらめるためのしつけを受け続けていなければ、自分が国王になることは突然受け入れられるものではありません。

    それでも、エリザベス2世は、10代を王位継承者であることに徹しました。それは、同時に第2次世界大戦の時代でした。
     19歳になると英国軍に入隊し、同年代と共に訓練を受け、トラックを運転して軍務に従事する様子が頻繁に報じられました。この時代を生きた英国人は、みなこの時のエリザベス2世をおぼえています。

    昭和天皇が、玉音放送と、戦後の各地への巡幸、1964年の東京オリンピック開会式などによって日本人に記憶されているのと同様に、現代の君主の役割は、結局象徴的なものです。
     エリザベス2世の場合も、1952年の即位以来、英国の衰退と復興の多くの場面とセットで記憶されています。
     1947年にインドとパキスタンを失って以来、アパルトヘイト体制となった南アフリカとの難しい関係、ケニアやウガンダといった他のアフリカ諸国の離脱と、彼らがしばしば見せた英国への敵対姿勢は、一歩間違えれば、より険悪で長期的な英国との対立になりかねませんでした。
     エリザベス2世の外交は、地味ですが、アジア、アフリカ諸国の指導者たちと英国の友好をつなぎとめるのに大きな役割を果たしました。
     エリザベス2世による友好関係維持がなければ、マレーシアやシンガポールを含むアジア、アフリカ諸国で、英語教育に限らず、法制度なども今日まで英国を規範にするという影響力は保てなかったでしょう。


  • NewsPicks 記者

    知れば知るほど、魅力的な方だったのだと分かります。

    20世紀は紛れもなく、国際政治の激動の世紀でした。ヒトラーと戦った凄惨な世界大戦やソ連と対峙した冷戦。そして、イギリスにとってこの100年というのは、覇権国から離れた(脱落した)期間でもあったと思えます。

    そんな激動の時代に君主だったのがエリザベス二世でした。ウィンストン・チャーチル以降全員のイギリス首相と議論を重ね、ハリー・トルーマン以降(ニクソンを除く)すべてのアメリカ大統領と会談して「特別な関係」を支えました。そして個人的にはロンドン五輪の開会式も印象に残っています。まさかの007との共演を快諾したというチャーミングさもまた、この方の一面を表していたのだと思います。

    この記事ではそんなエリザベス女王の、特に印象深い名演説のクオートを7つ紹介します。その背景や歴史の解説も添えてあります。休日に、ぜひご覧いただきたいです。


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