エリザベス女王の死の直前、二重の虹がバッキンガム宮殿上空に現れる
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虹は二重に見えることがあり、明るく見えるほうを主虹(よく目にするほうです)、暗くてよく見ると七色の色が反転しているほうを副虹と言います。主虹は空気中の水滴に太陽の光が一回反射したものを見ており、副虹は水滴の中で二回反射したものを見るので暗くなり色も反転します。
副虹を見るにはそれなりに光の量が必要で、虹を作り出す雨の粒が適度な大きさで背景に分布することも含めてなかなか条件がそろうのは珍しいです。珍しさから転じて二重の虹が幸運の前兆などと言われることもあります。
そうしたことから、二重の虹がこれほどきちんとつながって見えるのはなかなか貴重です。訃報が出たのが現地時間の夕方で西日が虹を作りやすかったことや、イギリスに上空の寒気がやってきており大気が不安定で、通り雨が降りやすい気象状態であったことからこうした風景が見られました。涙雨という言葉もありますが、涙雨で虹を作ろうというサービス精神には思わず生前の女王陛下の人柄を重ねてしまうようなところがあります。
エリザベス女王はいわゆるイギリスの国王というだけでなく、56か国が加盟する英国連邦各国にとっても重要な人物でした(うち15か国では英国国王を元首としています)。ゴルバチョフ氏の訃報もそうでしたが、一つの時代の終焉を感じると同時に、時代の終わりを汚した欧州内での戦争を改めて忌み嫌わらざるをえません。My condolences…
天皇即位の際に虹がかかったり色々現象が起こったの思い出しました。あまり信心深い人ではないのですが、天皇や皇族の世界って「そういう存在」がいるのかなとか感じてしまいます。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6088678