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政府が大赤字で巨額の借金を抱えても国債と円が信頼される大きな要因の一つは、政府の赤字を民間の黒字が埋めて日本全体が外国との取引、つまり経常収支で黒字を保っていることです。これが崩れたら、円安が更に加速することになりかねません。
このところ、資源高と円安が重なって輸入がかなりの勢いで膨らむ一方、輸出が増えず貿易赤字が拡大していることが目につきます。所得収支は変わらず大きいですが、円安で円の価値が下がって対外投資が難しくなればいずれ細らないとも限りません。7月は黒字ですが6月は瞬間的に経常赤字に陥りました。気掛かりな動きではありますね・・・ (・・;
足元でかなり原油価格下がってきましたから、このままいけば、貿易赤字の縮小を通じて経常黒字は拡大トレンドに向かうでしょう。
本当はサービス収支はもっと外貨を稼いでいるはずですが外国人門前払いの成果がしっかり出ています。財収支に関して言えば商品価格のピークアウトが今後反映されてくるので赤字が縮小するのが救いでしょう。が、赤字は赤字であり、円を売りたい人の方が多いという需給バランスは直ぐには変わらないというのも事実です。
財務省が8日発表した7月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比86.6%減の2290億円だったとのこと。

併せてこちらもどうぞ。
【令和4年7月中 国際収支状況(速報)の概要】
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/balance_of_payments/preliminary/pg202207.htm