NY円、一時143円08銭 24年ぶり円安ドル高水準
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ここまで円安が加速するか、、、私達Bリーグは、1クラブに最低3人は外国籍の選手やコーチがいます。54クラブですので150名以上になります。ドルで契約し円で支払うので、ある種輸入産業となり、この円安はクラブ経営としては大きな重石になっています。日用品の更なる値上げは避けられず、景気を冷やす懸念もあります。賃上げとのバランスが整えば良いのですが、いよいよ厳しいゾーンに突入してきた感があります。
うちも輸入事業者なんで頭は痛いですが、正直昨今の値動きにはワクワクしちゃってます。20年近く輸入事業に関わってますが為替絡みでここまで荒れるのは初めて。今のこの不可抗力の中にどんな新しい機会が眠っているのか、それを発掘する楽しみがある。国産農産加工者もこれだけ海外と価格差が詰まる機会はないので今はまさに攻め時と言えます。輸出もそう。生活が苦しくなるなんて下向いていたところで何も変わりはしないのだから、割り切って前向きに儲ける手段考えた方が得ですね。
何年ぶりの水準とか、あの時はこう動いたなど、
右往左往しても意味がない。
結論を一言で言ってしまえば、
「円安は日銀が最後の防衛線であり続ける限り続く」ただそれだけのこと。
防衛線①
欧米がインフレ対応でマーケット度外視で金融引き締めを加速、資金の出し手としての最後の防衛線は日銀に託されています。インフレ抑え込みながらスタグフレーション回避するという困難な道のりを通過するまで日銀の役割は変わらず。(日銀総裁が誰になろうとも)
防衛線②
日欧米中銀によるコロナ禍からの異次元緩和により、かつてない大規模なキャリートレードが発生、株式、債券、商品、不動産の価値は嵩上げされ、それらの上昇によってインフレが引き起こされたわけです。
そして米欧が舵を真逆に切り返し異次元引き締めを開始、インフレ沈静化まで続けていくことになります。
金利上昇とQTにより、米欧発のキャリートレードは縮小ないしは低金利通貨への切り替えが進行、その受け皿が円一択となっている。とくに倍速QTが行われる今月に入って円安が進行しているのはキャリートレード要因が大きいでしょう。
日銀が最後の防衛線であり続ける限り、
円安方向は継続、
米欧発のキャリートレードの受け皿となり続けることにより、マーケットの崩落は回避されることとなるでしょう。
仮に日銀が最後の防衛線を放棄したならば、マーケットは極めて脆弱となり、金融ショックが発生しやすくなります。
もとより為替レートは最も予測し難い。
株や債券、商品などよりも、
参加者が圧倒的に多く、それゆえ変動要素も多い。
いつ?いくらまで?は予測できない一方で、
一方通行に強く働く因果関係を読むことによって、
方向性を予見することはある程度可能😎