米ズームの「オフィス」 もはや仕事場にあらず
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対面とそうじゃない時の差は、やはり複数人で同時に話す場面じゃないかと思います。
リモート環境では複数人が同時に話すと何言ってるか分かりませんが、対面していると、阿吽の呼吸で「いや、それはね」となる。
リモートだとこれが「いや、どうぞどうぞ」とダチョウ倶楽部のようになってしまう。みんな言いたいことも言えない。ストレスも溜まる。
そして、ちょっと立ち話とかやり難いので、何でも打合せ設定され、一日中打合せだらけ…。
ズームにできることは、まだあるじゃないかなと思います。
注目のコメント
オンライン会議大手のZOOMが、オフィスのあり方を研究しています。
オンライン会議の会社なので、リモートワークを推奨しているのかというと、そうではありません。
ZOOMが、いま向き合っているのは、出社とリモートという「ハイブリッドワークの中で、どうすれば生産性を高め、創造的な仕事をできるか」という問題です。
ZOOMの幹部は、出社、リモートなど、働き方が決まっているほうが、この問題に対応しやすいと話しています。
問題は、社員がバラバラの場所で仕事をするハイブリッドワーク。
そこで、改めて、オフィスのあり方を研究し、本社をイベントスペースのようなオフィスに改装しているそうです。
オンライン会議はあくまでも仕事のツール。その本質にあるものは「コミュニケーション」です。そう考えると、ZOOMが、コミュニケーションの拠点でもあるオフィスのあり方に真正面から向き合うのも納得がいきます。
生活のため、成長のため、何かを成し遂げるためなど、仕事にも、人それぞれ、いろんな価値があると思います。
個人的には、仕事仲間との何気ないコミュニケーションは、仕事をする喜びや楽しみであり、欠かせない要素だと感じています。「オフィスの目的とは何か?」なんて、これまで考えることもなかった問いだと思います。「会社という組織の存在価値」は経営学の古典的な課題ですが(TCE=取引コストなどで説明されてきた)、外注先やギグワーカーがこれだけネットでつながる時代に、改めてオフィスの価値と合わせて議論できる可能性を感じます。
テクノロジーがまだ追いついていませんが、会議や研修もリモートの方が便利になる時代が来ると思います。オフィスのあり方とともに、コミュニケーションのとり方がこれからもっと変わってくるでしょうね。