[4日 ロイター] - ロシアは現時点で原油の減産を支持しておらず、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は5日の閣僚級会合で生産量を据え置く可能性が高い。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が4日、関係者の話として伝えた。

ロシアは減産によって、原油の買い手に供給が世界の需要を上回るとシグナルを送ることになるのを懸念しているという。

OPECプラスの複数の関係筋は先週、ロイターに対し、5日の閣僚級会合で10月の生産量が据え置かれる可能性が高いと明らかにしていた。一方で、価格下支えのために小幅な減産も排除していないとの見方もあった。

需要は逆風に直面しており、イラン核合意再建が合意に至れば供給が加速する可能性がある。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は先月、原油価格の過度な下落に対応するために減産の用意があると表明した。