この連載について
日本のポップカルチャーが覚醒し始めた。実は、アニメや音楽など、日本カルチャーは、主に日本人の知らないところで「発見」され、強固なファンを生んでいる。クールジャパンなど、政府主導の取り組みの外側で。その最前線をお届けする。
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僕が住んでいるロサンゼルスは、日系社会の影響力が強いことに加え異文化への感受性・需要性が極めて高いため、日本アニメは非常に浸透しています。
みーちゃんの通う小学校では、ポケモンは普通に授業の教材に登場するレベル。ハローキティーも完全に浸透している。ドラゴンボールももちろん。それどころか、みーちゃんの友人ですみっコぐらしやプリキュアのTシャツを着ている子もいるとか。
一方、文化的多様性も異文化需要性も極めて低い田舎、つまりは真っ赤でトランプ大好きなような場所は、日本アニメが知られているどころか、低俗な文化として(明示的でないにせよ)排斥すらされていてもおかしくありません。そういえば韓国映画「パサライト」がオスカーを取った時も、トランプ(当時大統領)はそれを強烈に揶揄しこき下ろしていましたね。
まあただ、歴史を振り返ってみれば、だいたいニューヨークやカリフォルニアで今流行っている物事は、数十年して全米のスタンダートになります。60年代には保守的なアメリカ人が「汚らわしい」と言ってたびたび放送禁止にしてたビートルズとかロック全般ももう全米に受け入れられていますしね。いずれ日本アニメも全米の子供たちのクリシェになるかもしれませんね。
新陳代謝が異常に早いのです。
次々に若い才能が現れ、彼らが活躍する場は、多数の出版社やオンラインのプラットフォームが用意しています。高額所得者になることもなくはありません。何万人もの若い日本人(最近は外国人、特に韓国人や中国人も)が、そこに躍り出るために、切磋琢磨しています。
日本では、次々に新しいメガヒット作品が現れ、次の年には取って代わられます。『鬼滅の刃』を話題にしている小学生は、もうあまりいません。
日本では、いかに少子高齢化とはいえ、『ドラゴンボール』が再び脚光を浴びることはありません。
誰もが次のメガヒットを待っています。これは、日本と文化的にリンクしている中国、韓国、台湾あたりでも同様です。
鳥山明の偉大さは、生涯に『アラレちゃん』と『ドラゴンボール』の2つのメガヒットを生み出したことです。
これは、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄の時代あたりまでは可能でした。
しかし、新陳代謝が加速された1990年代になってから、生涯に2つ以上のメガヒットに成功したマンガ家は稀です。高橋留美子くらいではないでしょうか。
『NARUTO』、『名探偵コナン』、『One Piece』、『進撃の巨人』といった億単位の売り上げ部数の作者たちでさえ、再び億単位部数のメガヒットが出せるか、というと、むずかしいところです。
鳥山明が、『アラレちゃん』の後で、それをはるかに超えるメガヒットを飛ばすと予測した人はいなかったでしょう。その鳥山明といえども、あれだけあがいても、3番目のメガヒットは無理でしたが。ドラゴンクエストのキャラクターデザインだけでも、その影響は巨大なものです。
日本は、マンガがアニメ、ドラマ、実写映画、ゲームなどの元になっていて、巨大なマンガ市場と数十万人のプロ、アマチュアのマンガの描き手たちが文化をつくりつづけています。
これが極端に早い文化の新陳代謝を進めているため、消費のあり方もまた独特です。南北アメリカやヨーロッパとも非常に違います。
もちろん満杯で、老若男女、人種も多様(アジアより黒人ヒスパニックが多い模様)、うしろの5人組はあらゆるシーンで喜怒哀楽のリアクションを取るアメリカらしい雰囲気でした笑。字幕版が売り切れていたので、メジャーな吹き替えで見ると、途中でむしろアメリカのアニメ映画に見えてくる不思議な感覚も味わいました。やはり過去の名キャラが出てくる時のどよめきやリアクションに、長寿シリーズの強みは、本当にグローバルに効くのだなと痛感するとともに、自分が子供にころ見ていたアニメを、アメリカであらゆる人種の人と楽しんでる事実に、言葉にしにくい感慨を覚えました。
後付けで、登場人物がダイバシティ―を反映していたとか、時代を反映していたとか評論する人が多いのですが、個人的には単にストーリーや発想が面白く、絵が上手いことが主な理由で、ジブリとかと同じだと思います。
キャプテン翼やドラえもんも、欧米の一部の国では昔めちゃくちゃヒットして、キャプテン翼は世界的なサッカー選手にも影響を与えている(下記)。80-90年代のマンガは、日本でもハマった人が多いし、強い!(スラダンは、アジアで一定人気だと思うが欧米でというのは聞いた記憶がない)
https://spaia.jp/column/soccer/3153
コンテンツ的な部分、時代に合わせたメディアの変化に沿った連携などのしやすさ(権利的な部分含めて)、マーケティングなど、上手くいくものと上手くいかないものの差は複合的だろうが、もうちょっと考えてみたいと思った。
きめ細やかでダイナミックな魂を注入できるのは、日本の深淵な文化があるからです。
ドランゴンボールが超絶ヒットを飛ばしていることについての記事です。
アメリカで公開後、全米興行収入で首位に立ち、アニメ映画としては史上最多の興行収入を記録したとのことです。
凄いですね。
普段、日本で発信されているエンタメ関連の情報は
「日本は終わった」
「やり方が古い」
「韓国に一生勝てない」
など、ネガティブな内容ばかりだと感じていました。
政府はインバウンドの取り込みや半導体などの政策を推し進めています。
しかし、こういった既に圧倒的成果が出ているところに少しでもお金を投資したほうが、より国益に繋がるのではないでしょうか。
また、アニメの中でも「フランチャイズ」という概念があるんですね。
今後も物凄く頑張ってほしいですね。
勉強になります。
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中学生くらいのときにハマっていた記憶があります。
アーケードゲームも然り、ゲームソフトやカードゲームなど
様々なところでドラゴンボールのキャラクターを見る機会があります。
このような多重展開を行うことで、ずっと色褪せない日本の誇れるコンテンツ
になっているのではないかなと思います。