[ベルリン 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した8月の独製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.1と、好不況の分かれ目となる50を2カ月連続で下回り、2年以上ぶりの低水準となった。

景気見通しを巡る懸念と高インフレにより新規受注の減少が続いている。

ロイターがまとめたアナリスト予想の49.8も下回った。7月は49.3だった。

新規受注指数は40.9と、2020年5月以来の低水準だった前月の40.1から小幅な上昇にとどまった。

調査対象企業は不透明感と物価高により非常に消極的になっていると指摘した。また取引先の在庫水準が高いことも需要が弱い一因との回答も多かった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、フィル・スミス氏は「これまでが歴史的な高水準だったとはいえ、新規受注は大幅な減少が続いている。経済の不透明感と高インフレが販売数量を抑制している」と分析した。

「製造業の多くは売り上げが予想に届かず、完成品在庫が積み上がっている。こうした企業は需要に見合うよう生産を調整し購入を縮小するため、今後数カ月、製造業に下振れリスクとなる」と述べた。