スタンフォード大学に「グリーンテック」気候変動対策の新学部
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スタンフォード大学のスピードは早い。アメリカの東海岸の伝統的な大学は、類似の動きが出てくるか気になるところ。個人的には、コロンビア大学院出身なので、国連も近いコロンビア大も面白い動きが出てきてほしい。
注目のコメント
正式な名称は Stanford Doerr School of Sustainability です。
スタンフォードにはウッズ環境研究所、プリコート・エネルギー研究所などインターディシプリンの環境研究を遂行してきた既存組織がありますが、今回の学部新設により、これら研究所も同学部に参画する形になるようです。*1
初代学部長は、機械工学・材料科学がご専門のArun Majumdar教授。
オバマ政権時にエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)創設のディレクターを務め、またエネルギー省で上級職を務められるなど、アメリカのエネルギー政策を牽引してこられた専門家であり、Googleのエネルギー担当・バイスプレジデントを務められた経歴もお持ち。前述のプリコート・エネルギー研究所の元共同ディレクターでいらっしゃるようです。*2
一方、The Stanford Daily(学生の運営する独立メディア)の記事によると、Majumdar教授の産業界との連携方針について、賛同していない層も一定いるようです。*3
「学際性」の限界も指摘されるなかで、どんな戦略が採られていくのか興味深いです。
*1 https://sustainability.stanford.edu/
*2 https://profiles.stanford.edu/arun-majumdar
*3 https://stanforddaily.com/2022/05/23/who-is-arun-majumdar-incoming-sustainability-school-dean-has-a-history-of-embracing-industry-partnerships/前からありますよ、うちの大学 (小声)
工学部学科は心配でしょうねぇ、女性学生さん取られちゃうんじゃないかと その反動にめげず、「テック」をきっちりやって欲しいですねぇ (うちの大学では棲み分けちゃってるのがやや残念なので) Arunさんがdeanやられるのも、その意図の現れだと解釈してますよ
追記
まあ、いろいろあるんでしょうねぇ。。。
ご参考
https://www.chronicle.com/article/big-oil-helped-shape-stanfords-latest-climate-research-focus
追記オワリ数十年前なら「こんな学部を出て飯が食えるのか」と言われたような、いまではそんな疑問が浮かばないくらい学び甲斐があり、将来性があり、社会の役にも立てる強力なコンテンツ。エンジニア不足が叫ばれる昨今、10年後にはグリーンテックエンジニアが足りない!となっているのでしょうか。いまの過酷な環境変化だと、すぐにでも知見が欲しいところです。