USJ再建の森岡毅氏率いる会社がハウステンボス支援へ 買収先の香港投資会社が要請
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JAL再建でご一緒させて頂いた稲盛さんは常に「数字はウソをつかない」「真実は数字に現れる」と仰っていました。僕もベンチャー投資の仕事をしている中で自分で投資検討先の財務モデルを毎回作るのですが、そこで各勘定科目を一つ一つ精査することになり、そこからいろいろな真実が見えてくるようになります。
これまでご支援されていたパークは未上場なのであまり数字が公表されておらず、実際のところは外から分析していてもなかなか理解が難しいところが多いです。
唯一記事にあるネスタリゾートさんは決算公告を発表しています。2021/12は前年対比で売上が下がり、営業損失も拡大している数字が決算公告されていました。それが先日の買収契約のきっかけになったのかどうか気になるところです。
https://catr.jp/settlements/218c4/246342
ハウステンボスさんはこれまでの過去の全ての数字を発表されています。
https://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/e_publicly/
コロナ前の数字も公開されていますので、これをどこまで上回る結果になっていくのか関心が高まります。
USJにも投資をしていたPAGさんが1000億円という結構なバリュエーションで買われているので、テーマパーク経営分析オタクとしては最大注目のアジェンダです。
私自身も、本記事の著名な方々がUSJに入られる何年も前の話ですが、ゴールドマンサックスの企業再生者の立場で2000年代におけるUSJ再建に関わっていました。その時のことをこちらに回顧してありますので、よろしければお暇な時にご覧ください。
https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki?ref=TOPICS_VIEWこれは朗報。ちゃんとしたファンドは、きちんと考えて投資判断をしている、ということがわかります。
事業を再生・発展させる二大要素は資金と戦略。極めてシンプルです。ハウステンボスはPAGの資金と森岡さんの戦略で、次の段階に向けてのチャレンジをする、ということですね。定期的に訪問して進捗をモニタリングしていきたい、とすら思ってしまう組み合わせです。頑張って。
それから、この記事が西日本新聞という地方紙から出ていることにも注目したい。こういう時に記事のネット配信があるとその力に気付かされます。取材力と機動力で、地方紙の役割をしっかり果たしていますね。
こちらも、もっと頑張ってほしい。海外企業に買収される前にHISが森岡氏に再生依頼して欲しかったですね。森岡氏の手腕で見事に再生されたとしても、結果的に所有権は海外企業という現実が淋しいです。