604Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
JAL再建でご一緒させて頂いた稲盛さんは常に「数字はウソをつかない」「真実は数字に現れる」と仰っていました。僕もベンチャー投資の仕事をしている中で自分で投資検討先の財務モデルを毎回作るのですが、そこで各勘定科目を一つ一つ精査することになり、そこからいろいろな真実が見えてくるようになります。

これまでご支援されていたパークは未上場なのであまり数字が公表されておらず、実際のところは外から分析していてもなかなか理解が難しいところが多いです。

唯一記事にあるネスタリゾートさんは決算公告を発表しています。2021/12は前年対比で売上が下がり、営業損失も拡大している数字が決算公告されていました。それが先日の買収契約のきっかけになったのかどうか気になるところです。

https://catr.jp/settlements/218c4/246342

ハウステンボスさんはこれまでの過去の全ての数字を発表されています。

https://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/e_publicly/

コロナ前の数字も公開されていますので、これをどこまで上回る結果になっていくのか関心が高まります。
USJにも投資をしていたPAGさんが1000億円という結構なバリュエーションで買われているので、テーマパーク経営分析オタクとしては最大注目のアジェンダです。

私自身も、本記事の著名な方々がUSJに入られる何年も前の話ですが、ゴールドマンサックスの企業再生者の立場で2000年代におけるUSJ再建に関わっていました。その時のことをこちらに回顧してありますので、よろしければお暇な時にご覧ください。

https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki?ref=TOPICS_VIEW
これは朗報。ちゃんとしたファンドは、きちんと考えて投資判断をしている、ということがわかります。
事業を再生・発展させる二大要素は資金と戦略。極めてシンプルです。ハウステンボスはPAGの資金と森岡さんの戦略で、次の段階に向けてのチャレンジをする、ということですね。定期的に訪問して進捗をモニタリングしていきたい、とすら思ってしまう組み合わせです。頑張って。
それから、この記事が西日本新聞という地方紙から出ていることにも注目したい。こういう時に記事のネット配信があるとその力に気付かされます。取材力と機動力で、地方紙の役割をしっかり果たしていますね。
こちらも、もっと頑張ってほしい。
PAGは2013年に初めて日本の未公開株式に250億円のマイノリティ出資をしました。それが当時森岡さんがいらっしゃったUSJ。そして、2015年に米コムキャストがUSJを評価額7500億円で買収したことでそれなりのリターンが生まれたのではないでしょうか。

良くも悪くも当時の成功体験が頭にしみついていることから、今回の座組みになったように思います。PAGは3年ほど前からハウステンボスの買収を検討していたようなので、今後の改革が楽しみですね。

エイチ・アイ・エスにとっても2010年4月にハウステンボスに20億円出資して、12年で33.3倍の666億円になったのでいい投資だったと思います。

ーーー
個人的には刀が手がける案件がかなり増加していて、森岡さんのリソースもかなり少なくなっていることが気になります。
基本的にテーマパークの数字で開示されるのはなんとなく賑わっている感のある来場者数のみ。来場者数増加はスナップショットで切り取っているだけでリピート率の、客単価、顧客満足度を上昇させる必要があります。やはり長崎という立地を生かした施策を打ってくるのでしょうか。
縦横無尽の大活躍。まさにオンリーワン。サラリーマンキャリアの一つの到達点ともいえそう。ハウステンボス凄く好きなので期待!

USJ再建の森岡毅氏率いる会社がハウステンボス支援へ 買収先の香港投資会社が要請
森岡氏が起業した刀は、マーケティングを武器に経営改善をするコンサルだけでなく、そこから投資リターンを狙う形態を元々狙っていた。
2020年1月には大和証券と資本業務提携をしている(①)、コンサルだけならこんなに資本は入らず、自己投資をしていくため。また2017年の創業直後に、ベアリングと業務提携している(②)。ただベアリングとの提携は、その後案件があった印象がなく、今も続いているのかはよく分からない。

https://katana-marketing.co.jp/news/detail_59.html
https://katana-marketing.co.jp/news/detail_1.html
刀×ハウステンボス×PEファンド 

どんなすごい成果が出るのか楽しみです。注目します。

地方の再生・成長を実現するためには、まさに刀が得意とするような、マーケティングにおける戦略レイヤー(誰にどんな価値をとどけるのか?)の再定義がより重要であると考えています。

そういった課題感の中で、当社では投資先の戦略レイヤーまで入り込みトップライン支援をおこなうマーケティングチームを今年の5月に立ち上げました。

それこそ、Newspicks×刀のブートキャンプに参加した社員が中核となり、日々企業の深い部分まで入り込み奮闘中で、少しずつですが成果が出始めています。

ただし、もう一歩地域という視点で踏み込めば、こういった形で支援できる企業は、地方の中のごく一部であり、その他の中小零細企業のトップライン改善を実現できる新しい支援モデル・スキームの確立が必要だと感じています。
マーケティング×ファイナンスで成果が出せるとこういうことが起きる。確かコンサルフィーだけでなく、ファンドのリターンも1部もらうモデルを提唱されていたはずです。
1000億円のうちどのくらい成果でもらうのだろうか?タイミング的にはこれからインバウンドで機運は高まっています。単なるマーケコンサルとは違うところ見てみたい!
刀の強みであるテーマパークの再建でまた、一つワクワクする事例が生まれそうです。刀は24卒の代から新卒採用をスタートするということですが、このようなテーマパークといった規模の大きな事業のマーケティングを行う人材をどのように育成していくのか、個人的に気になっています。
あのユニバやネスタリゾートでおなじみの「刀」にお願いするのはとても良い判断ですね。
しかし、彼らも沖縄観光だったりその他マーケティングにおいて、忙しそうなので、これからどうなっていくか、支援してもらえるのかはいささか疑問が残りますね。
ハウステンボスが香港の投資会社「PAG」に売却されたというニュースが昨日ありましたが、同時に、森岡さんが率いる「刀」が運営やブランディングなどの支援を依頼すると発表されています。テーマパーク再建の実績が多くあるので、HTBについても期待されます。