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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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移動体通信(au)・固定通信・グローバル通信を運営する総合通信事業者。傘下に沖縄セルラー電話、CATV業界大手のJCOMなどをもつ。金融、エネルギー事業なども展開。
時価総額
10.5 兆円
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国際・国内旅客、貨物を対象とする航空運送事業者。フルサービスキャリア事業を強化するとともに、新たな収益源の創造・育成にも挑戦。グローバルアライアンス「ワンワールド」に加盟。
業種
航空輸送
時価総額
1.26 兆円
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素材から部品・デバイス、機器、サービスやネットワーク事業まで、多岐にわたる事業を展開。ファインセラミック技術がベース。情報通信、自動車、環境・エネルギー、医療・ヘルスケアが重点市場。
時価総額
3.04 兆円
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こういった考え方は、日々大変な状況で生きていく僕たちにとって、とても支えになると思う。
大好きな本『心。」には利他の精神の大切さも説かれている。
謙虚さも忘れず調和することも忘れなければ、必ず宇宙が応援してくれ、成長発展を続けられるという。
成功者は、人智を超えたものに対する自分なりの解釈を持って生きているのだと思い、改めて自分も考えてみようと思わせてもらった本だ。
オススメです。
稲盛さんがいらした時にJALは既に更生計画を提出し、待ったなしの状態で走っていました。僕たちも昨年から纏めていた再建計画の最終化に向けて追い込んでいたところです。そして2月末頃に漸く実行プランに落とし込みました。僕が最終的な稲盛さん向けのプレゼン資料を作成し、2月末に稲盛さんにご提示したと思います。その際に僕たちは一つ大きな心配を持っていました。
僕たちの計画は膨らみすぎた固定費を圧縮して筋肉質な経営体制になるために、機体リストラ、それに伴う人員体制の大幅な変更も不可欠であるという計画でした。
一方、稲盛さんは色々なところで社員の雇用は絶対に守る、リストラはしない、と仰っていました。このプランを持っていった時、稲盛さんにどんなお叱りを受けるのだろうかと心配をしながらも、僕たちもこれしか方法はないという信念があったので、計画を変えることなく、そのまま稲盛さんにご提示をしました。
すると、稲盛さんは穏やかにこうおっしゃいました。
「これしか方法はないとあなたたちは人生をかけ言い切れますか?」
僕たちも
「はい、これをやらないとJALは生き残れない、これ以外に方法はありません」
と答えました。すると、稲盛さんは穏やかに
「じゃあ、これで行きましょう。全力で責任を持ってやり切ってください」
と仰られたのです。あまりにあっさりと了承を頂いたので僕たちは拍子抜けしました。
一方で、更生法を抜けた後の役員会で、役員がふわっとした回答をしたり、部下に答えを求めたりすると、稲盛さんは烈火のごとくお叱りになりました。役員たるもの、細部にまで責任を持て、ということです。
こうした稲盛さんのご指導から、仕事に対しては一挙手一投足に至るまで、考え抜いて、こだわって行動せよという稲盛さんの仕事哲学を学びました。
僕たちのJAL再生プランがすんなり通ったのは、おそらくもう後がない状態で僕たちが全精力をかけて細部まで考え抜いていたからかもしれません。
稲盛さんの背中からはたくさんのことを学ばせて頂きました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
全文はこちら⇒
https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki/posts/15?ref=TOPIC_VIEW
オンラインコミュニティにでもしたら巨大な経済圏になっていた。しかしそれを潔しとしない姿勢そのものが人を惹きつけた。
日本の経営学そのものが今後アジアで大きく効果を発すると確信させてくれた事例
素晴らしい経営者でした
R.I.P
2013年、冷え込んだ日中関係を少しでも改善したいという思いから、中国在住の日本人で「日中未来の子ども100人の写真展覧会」プロジェクトを立ち上げました。
日中両国での開催には多くの費用が必要で、協賛金を集めていました。その一つが盛和塾。私がプロジェクトメンバーを代表して「北京盛和塾」に参加し、会場に集まった中国人経営者や幹部の方々約100名に、イベント内容や動機、想いをプレゼンさせていただきました。多くの方々にご賛同いただき、多額の協賛金が集まりました。
日本が誇る偉大な経営者である稲盛さんの経営理念は、多くの中国人ビジネスパーソンから崇拝されています。北京盛和塾でも、稲盛哲学を真剣に学ぶ塾生たちのものすごい熱量を感じました。
お亡くなりになられた直後から中国のSNSで溢れる稲盛さんに対するコメントを見て、本当に多くの中国人に愛されていたのだなと改めて感じました。
私も30歳で起業したものの組織作りがうまくいかず、社員との間に亀裂が生じて悩んでいる時、稲盛先生の書籍に出会い、利他、全従業員の物心両面の幸福を追求する、人間として何が正しいのか、覚悟、など今なお自分の中で大切にしているキーワードは全て稲盛先生から学びました。まだまだ雲泥のレベル差はありまくりですが、稲盛先生の生き様に少しでも近づけるよう頑張りたいと思います。心よりご冥福をお祈りします。
ご参考
https://shimizu-lab.jp/blog/5687.html
・社長の号令による「やらされ感」がなくなり、主体性を得られる
・生産現場のリーダーも、「営業部隊と一緒に仕事を取ってこい」の姿勢になる
・他部門に成果を説明するうちに、論理的に話せるようになる
・直感に頼らず論理で説明できる30歳前後の人が、リーダーになることも
デメリット
・環境・条件の違いに配慮しないと、チーム間で不公平な格差がつくことがある
これは、2008年7月2日付の日刊工業新聞にて、群馬県の製造業・コガックスの「アメーバ経営」についての取り組みです。
実はこの記事、入社3カ月の私にとって、初めての「経営」と「ものづくり」をテーマにしたメモリアルな記事です。アメーバ経営は、後に経営経済の記者を目指すにあたり、大いに問題意識を高めるきっかけを与えてくれました。
心より、ご冥福をお祈りします。
かなり初期から、盛和塾の塾生でありながら、一方では「稲盛和夫を全否定する」という評論家・佐高信さんとも仲がいいボク。
稲盛経営者賞をいただいて、京都国際会議場で稲盛さん本人から賞状までいただいたけど、稲盛さんを全肯定している訳でも、全否定している訳でもない。稲盛さんの素敵な部分もたくさん見せていただいたし「それはどーなんでしょ?」と、感じることも、少しはあった。
カンペキな人間なんて存在しない。生きてる限り、誰しも誰かに迷惑をかけることもあるし、場合によってはニクマレルこともあるはずだ。生きてることそのものが、功罪を内包しているのだから。
ともあれ、稲盛さんには沢山のことを教えていただいたし、経営面で救われたことも多い。人としての稲盛和夫さんも、嫌いではなかった。
90歳の、大往生。最後まで生き抜いた立派な方だと思う。ボクがいうのもおこがましいが、本当にお疲れ様でした。
経営者のみならず、稲盛さんの思想は本当に広く浸透しているのだと感じていました。
『生き方』のような本は、日本で以上に中国でたくさん読まれています。
『アメーバ経営』『実学』のような本もまた、方法論を語るようでいて、どうあるべきかについて考えさせられる本です。
『稲盛和夫一日一言』は、稲盛語録の決定版のような位置付けで、昨年、致知出版社から刊行されました。
「願望を成就につなげるためには、並に思ったのではダメだ。
生半可なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思い続け、考え抜く。
頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでにひたむきに、強く一筋に思うこと。そのことが物事を成就させる原動力となる」
個人的には、稲盛氏の経営の考え方には、人間の在り方への深い洞察があるように思う。記事にダブルチェックの原則についても出ているが、人間は弱いという前提からスタートする。弱いから、仕組みでそれを防ぐ。弱いから、それが出たときに厳しい指摘や議論をする。
でも、人間という弱い存在ゆえに発現した悪い状態を是正するための行動であって、特定個人への好き嫌いとかではないように感じている。だから厳しくても慕う人が多く、これだけの影響力を持たれていた。
何より、弱いから、DDIの創業時に「動機善なりや、私心なかりしか」と自ら問うたのが、この在り方とか人間観の象徴だと思っている。
起業すること、事業経営すること、人に影響を及ぼすこと。いずれもとても大変で、厳しさが必要だと思う。厳しさを内包した懐の深さをもった稀代の経営者、経営思想家。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ぜひご覧ください。
・稲盛和夫さんを偲ぶ~JAL再建時の回想
https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki/posts/15?ref=TOPIC_VIEW