米メットライフ、「システム上重要な金融機関」と当局が認定
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「システム上重要な金融機関」(SIFIs=「Systemically Important Financial Institutions」)は、事業や取引規模が大きいため破綻した場合に大きな影響を与える金融機関を指します。
これに認定されると金融安定理事会(FSB)からより厳しい自己資本規制を受けることになりますから、メットライフ生命側からすれば結果的に保険料を上げざるを得なくなる等の事業運営に支障をきたすことを懸念して反発しているのでしょう。
大半が決済を担う商業銀行に認定されるもので、保険会社が認定されるのはごく一部ですから、こういった反発が生まれるのも理解できないわけではないかと個人的には思います。
ただその一方で事業や取引規模の大きい保険会社が破綻時に金融システムの混乱を生むなど大きな影響を与えることはリーマンショック時が記憶に新しいところで実証されていますから認定に踏み切った理由もわからないではありませんね。決済を担うのは銀行で、融資だけでなく商取引に多く絡むのでSIFI(Systematically Important Financial Institution:システム上重要な金融機関)に多くなっている。ただAIGといった保険、またBONY Mellonのようなカストディアンも一部選ばれている。