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改良型ワクチンの供給時期は、基本的には米国での承認時期と製薬企業の製造スケジュールに依存しています。日本で前倒しできるとするのは、この点の見込みが立っているからだと思います。

新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンというのは、用いる遺伝子情報を従来株からオミクロン株に変えることによって、ヒトにオミクロン株感染に対する抗体を産生させようとするものです。まさにPCウイルスに対抗するワクチンのバージョンアップに近い感覚の変更です。

今回の報道では、ファイザー社とモデルナ社が開発中の、(1)オミクロン株BA.1(オミクロン株としての従来株)と従来株由来の遺伝子情報をもとに作られた2種類の抗体を含む「2価ワクチン」が接種に使われるようになるというものですが、「バージョンアップ」であっても臨床試験を前提としており、2021年11月には開発に着手しながら、現在も実用化には至っていません。

ただ、「バージョンアップ」ワクチンの場合、従来株の情報で作られたワクチンとベースは同じで、そのワクチンでは臨床成績や副反応データは蓄積されているため、今後の「バージョンアップ」での審査を簡素化する流れは、米国で見られているようです。

現時点では、BA.1抗体を含む2価ワクチンと並行して、(2)さらに変異が進んだオミクロン株BA.4、BA.5ベースの臨床開発も進み、米国では承認申請まで行われています。

オミクロン株に対応したワクチンの作り方(原理)と承認ポリシーに関する考察は、以下の記事内のコメントで行っています。

「BA・5対応ワクチン着手 モデルナ、FDA勧告受け」(共同通信 2022年7月12日)
https://newspicks.com/news/7303349?ref=user_1310166

「全住民対象に新ワクチン オミクロン対応10月から」(共同通信 2022年8月8日)
https://newspicks.com/news/7414901?ref=user_1310166
大阪市の行政は、ここ数年、非常に滞っており、従来型のワクチンでさえ、なかなか打てない。実際、8月30日になって、ようやく大阪市から4回目接種の案内が届いた。ただし、接種対象者は60歳以上か医療従事者が基礎疾患のある方のみで、その通知には、次のように記されていた:

今後も対象者が拡大する場合がありますので、今回お送りした接種券等につきましては、保管をお願いたします。

それで、家族の中で私だけ60歳なので、かかりつけ医に電話をしたら、ワクチンが足りないので予約できなかった。
接種機会と選択肢が提供されることは良いことですが、2年半が経過した今日においては、ただやみくもにワクチン接種なのではなく、BA.1対象のワクチンがBA.4/5にどこまで有効かについてしっかり評価・公開される必要があります。

mRNAワクチンはコロナウイルスのスパイクタンパクをターゲットとしている一方、スパイクタンパクは変異で次々と変化しますから、古い株のワクチンは基本的には新しい株には通用しません。

Cost-ineffectiveならば、限られた医療資源が湯水のように投入されるべきではありません。高齢や基礎疾患のハイリスク層に重点化し、小児・幼児は保護者の自由意思に委ねるべきでしょう。
オミクロンが出て来て長いですね。それまだいろいろありましたが短命でした。
9月に接種をはじめてもオミクロン以外に変化すると前と変わらなくなるのでしょうか?
ワクチン接種をしてもコロナウイルスを防げないことが分かったので、9月中に接種開始ができると聞いてもピンときません。
オミクロン株対応ワクチン、コロナ第7波が落ち着く9月での必要性は下がるものの、かといって時期ちょうどに間に合わせてもワクチンの流通に時間がかかり、接種開始から実際に接種できるまでにタイムラグが生じて次の波に間に合わなくなる今までの経験を踏まると予定前倒しはよい方向だと思います。