日本の企業は「持ち帰って相談」ばかり…ドバイの経営者が「韓国や中国のほうがやりやすい」と話すワケ
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それは当然です。
持ち帰って、まずは週報で報告し、月次会議でパワポで報告して、稟議書書いて、各方面の部長さんに話をつけてからでないといけないので、返事は早くて来月になります。
注目のコメント
アジアから正反対の国にいると地道な営業努力、マーケティング力の差が克明に現れています。
まず受け売りの話ではなく、ブラジル国内でサムソンやLG、Apple製品を最も売り上げている家電量販店で店舗開発をしているので現場レベルでリアルなことですが、サムソン、LGやAppleなどの超グローバル企業もしっかり社内に持ち帰ることがほとんどです。ですが本社から役員クラスが実際に現場に来る頻度は圧倒的に中韓系グローバル企業が多いですね。
しかも某韓国企業などは本社から幹部候補系社員を送り込み、現地の大学院やビジネススクールに入れてその国の言葉と文化、そして最も大事なスキルである商習慣を学ばせ、と同時に現地法人で働かせるという現地化を徹底させた人材育成をさせています。大抵3年から5年で帰国してしまう日本企業の駐在員とは大違いです。
また、この記事にも書かれていますが、中韓企業がマーケティングにかける費用は日系企業よりも高いのは事実ですが、その商品がしっかり現地の方々のニーズに応えられて作られているのか、現地の方々の琴線に触れるストーリーテリングができているのか、などの点をしっかりマーケティングから製品作りに反映させているのが日系企業とは大きく違うと思います。
未だに私と同じような年代でも、自社製品の品質が中韓企業とは比べ物にならないほど高いので見てくれる人は見てくれてる、と上から目線で平気な顔で言っている方々が多いので驚かされます。
ブラジルなどの中南米は確かにアジアからは遠いですし、グローバル戦略の中核を成すのは難しいのは承知の上ですが、中韓企業は着実に地球の反対側にも市場を見出し、長期スパンで人材を送り込みシェアを広げています。
と、日系企業にとっては耳の痛い話ばかりですが、一つだけストロングポイントを言うと、
「日本は決定するまでは時間がかかるが、決定したらスピード感をもって最後までやり抜き、期日に必ず支払いが来るという実直さが他の国の企業にはない、だから日本企業は信頼ができるんだ。」という話はこちらの企業家の方々からよく聞くことです。
日系企業の皆さん、アジアや欧米以外もグローバルです。意外と地球の反対側にニーズやマーケットがあるかも知れません。^^半分ホントで半分ウソだと思う。
「ホント」は日本企業は部長クラスでも自身の判断で決められないことが多い。それによって責任分担を曖昧にする文化は確かにある。これは確かに変えないといけない。
「ウソ」は韓国や中国、アメリカの企業もそれなりに「持ち帰って検討」はします。何でも担当が決めるような会社はないし、仮にあったら危なっかしくて付き合えない。報連相で育った人には難しい。
自分で決めちゃダメ、必ず上司に相談するように。このカルチャーがまだまだ残っているんですね。
だから持ち帰って相談するというのは、日本の企業にとっては自然なこと。ダイナミックでスピーディーな交渉は苦手です。
そこから脱却した企業がビジネスチャンスをつかむのは言うまでもありません。