経営資源が少ない中小企業は「何をやるか」よりも「何をやらないか」の方がはるかに重要かもよ、というお話
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とても読みやすくわかりやすい記事で、地域のサポート事業、自社の経営の両面で、大変勉強になりました。
小さな組織の方が意思決定が早く、フットワークが軽いからこそ、『失うものはないからやってみよう!』と色々なことに手を出し、結局一番大切な、人のモチベーションであったり時間(人件費とも言い換えられます)が無くなって、『失って』いるというのは非常にあるあるだと思います。
やらないことを決め、やると決めたことをじっくりしっかり育てるというシンプルなことが、疲弊しないための秘訣かもしれません。地方のお店は、確かに都会で立地が良く人通りがたくさんあるところにお店を構えるのとは全く違う集客の大変さがあるだろうなーと確かに感じています。まず、地方は人口数が都会に比べて少なく潜在顧客数が圧倒的に少ない。その上、車で点と点で移動する人たちに、うまく自分のお店の存在を気付いてもらって利用してもらう、というのは「お店を見つけてもらう」工夫が必要なのかと。
記事では、地方のお店はまずはお客さんが求める価値(以上)を提供するのが何より大事で、その上でGoogleレビューやインスタグラムが大事とのこと。
私は地方在住でレストランに行く立場のユーザー側ですが、確かに初めて行く場所を決める時は、まずは口コミ。その次に、自分たちがいる場所や訪ねる場所周辺のGoogleマップを見ながら良さそうなレビューのお店に行きます。私はInstagramの利用はあまり活発でないのでinstagramで新しい店の開拓をすることはありませんが、行きつけのお店の定休日とか、期間限定のイベントを確認する時はInstagramですね。中小企業に限った話ではないと思う。
企業規模が大きくなるにつれて、経営資源も増えるが、やらなくてはいけないことも増える。社会的責任もそうだし、多くの顧客がいればそれぞれにニーズが異なる。
だからこそ、あえて何をやらないというのは重要。全部やれば、資源はいくらあっても足りないし、また矛盾するサービス・プロダクトが出来上がったり、矛盾しているからそもそも出来上がらない。
できたとしても効率が下がる。効率が下がれば、企業規模が大きいからこそできる資源を使った勝負の効果が薄まる。勝てる競争の勝率が下がる。
プロダクトアウトは重要だし、何をやらない・何をやるを決めるのは提供者。ただその決める過程であったり、出した後の訴求で、ユーザーをしっかり見ることの重要性はいうまでもない。
何かをやると決めることは、何かをやらないと決めることと表裏一体。それをやることは代わりに何を劣後しているのか、そして全体と整合しているのかに、意識的になることはとても重要。