[19日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は19日、事務方がスリランカの首都コロンボを24─31日の日程で訪れると発表した。その上で、スリランカの公的債務が持続不可能と評価されている以上、IMF理事会が同国への新たな拡大信用供与措置(EFF)を承認するには、債務の持続性が回復 すると債権国が適切に請け合うことが必要だと強調した。

IMFは事務方の訪問について、スリランカが深刻な経済危機を回避するのを助けるための「短期的な」支援プログラムに向けて、事務方レベルでの合意を進めることが目的だとした。

ロイターは18日、スリランカが日本に対し、二カ国間の債務再編協議のため中国やインドなどの主要債権国を招集するよう求めると報じている。

スリランカのウィクラマシンハ大統領によると、IMFと同国が協議しようとしている金融支援規模は20─30億ドル。同氏はIMFとの財政緊縮合意に基づく暫定予算を9月に提出するとしている。